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感情とアウトプットを味方につける【「読んだら忘れない読書術」読書感想文】

最近、結構本を読んでいるが内容を覚えていないことが多い。
先日も友人とサピエンス全史の話になったとき、理解している量が違いすぎて悲しくなったので、読んだらその内容を身につけたいと思ってこの本を選んだ。人と本についての意見交換や議論をしたい。

近頃かなり気になっている樺沢紫苑さんの著書というのも、この本を選んだ理由の1つだ。


要約

読書で得られるメリット

  • 思考力や分析力、集中力、文章力が高まる

  • 悩みが軽減する、あるいはなくなる

  • 選択肢が増える

人間は思いつかないことを実行できない。
例えば年収1000万になりたい、というときに1個より10個手段を知っている方が到達できる確率が上がる。

上記などのメリットが有るため本を読むのはおすすめだが、忘れると自己成長に繋がらない。
ではどうすれば「忘れない読書」が可能なのか?

忘れない読書術について

脳が重要な情報と判断するのは下の2つ。

  • 何度も利用される情報→例:2週間で3回以上アウトプットする

  • 心が動いた出来事→例:1日で読む、など時間制限するとハラハラしてノルアドレナリンが出て記憶に残る

これらの原理を読書に組み合わせると、具体的なtodoは下記になる。

前者のtodo

  • 本を読みながらメモ、ラインを引く

  • 人に話す、勧める

  • 気づき、名言をSNSでシェアする

  • ブログなどにレビューを書く

なお、翌日に書くのがおすすめ。理由は2つ。
当日は感情言語が出てくるから。
翌日だと復習にもなるから。

後者のtodo

  • 全体像を把握し目的を設定、速読か精読かを判断するために全体をパラパラ見る

  • 本のレベルによって、難易度を読書スピードで調整する(少し難しいとプレッシャーがかかり記憶に残りやすい)

  • 読む前に「何を一番知りたいか」を考えて、その部分を先に読み、さらに深堀りしたいところを読む

そうするとワクワクして記憶に残りやすい。

読むコツ

  • 60分まとめてよりも15分×4など細切れにする

理由としては2つ。最初と最後の5分が集中力高まるからというのと、15分間というのは人の高い集中力が持続する時間だから。

  • 寝る前にインプットする

朝ひらめくことがあるから。なお感情が動くのは寝付けなくなるからNG。

本の選択術

つまらん10冊より、自分とって本当にいい1冊を選ぶことがより自己成長につながる。ではどうすればそれを選べるか?

  • 守破離で分けた本の種類から、自分の知識に合わせて選択する。

守…「基本」本
破…他人を学べる「応用」本
離…自分のスタイルを模索する「ブレイクスルー」本

  • メンターやキュレーターの推薦本を読む

何百冊の中からすでに選別されているので効率がいい。

  • 1冊の参考文献から読む

固めて何冊も同系統の本を読むことで記憶に残りやすい。関連図書を一気に読むのもおすすめ。

失敗しない基準

  • 知識を広げる読書か深める読書かを区別する

  • 長所伸展と短所克服かを区別する

  • 本のポートフォリオを作る

傾向が似たり、偏ったりしないようにするため。
本には短期・中期・長期投資の本がある。

  • 短期投資…ノウハウ本

  • 中期投資…仕事・勉強術

  • 長期投資…思想・生き方

これらを自分なりのポートフォリオを組むことでバランスが良くなる。

買い方

まずは自己投資と意識し、1冊ではなく全体で元を取る感覚とする。

  • 1分で買うか判断する

その本を読む目的と合致する内容かをレビューなどで判断。

  • 判断できない場合は欲しいものリストに追加

1ヶ月毎に整理してほしいなら買う。

  • 買った本の分類

仕事関係と2回以上読むものは残す。1回しか読まないのは売るかあげる。

感想

これまでは本を読むだけで満足していたけど、もっと早く知りたかったな〜という内容だった。
「10冊読んで1冊もアウトプットしないより3冊読んで3冊アウトプットするほうが身につく」というの、そりゃそうだなと。人に説明できないのって、自分自身にも説明できないんだから理解できていないってことだよな。

そして、樺沢氏の本はTodoまで書いてくれているからありがたい。
知識がついた〜面白かった〜、で終わらない。
じゃあ次に何をするか、の提案があるのがいい。

さらに、本を読むと人生が変わると実感した。
なぜなら、メリットにあったように将来の選択肢が広がったり、悩みが減るとやりたいことに集中できるから。
これまでもそういった人生を変える本に何冊か出会ってきたが、こうしてアウトプットしたほうがより自分もものになる感覚が芽生えた。

ただ、最後の章であった「本を買う」ことにはまだ抵抗がある。
ものが増えるのが嫌だからだ。売ったりあげれば減らせるが、それをするのにも少し時間がかかる。
しかし、買わないと書き込みができないのがネック。

ということで、今回は図書館で本を借りて、A4の紙にメモしながら読んでみた。
それを見ながらこうやってデジタルに落とし込むことでアウトプットの回数も稼げるし良いかな、と。

個人的に刺さった、響いた部分3箇所

  • 人間は思いつかないことを実行できない

似たものとして、「人間が想像できることは、 人間が必ず実現できる」っていうジュール・ヴェルヌの言葉がある。
こっちは知っていたけど、樺沢氏のこの言葉は初めて聞いた。
逆に言ったらそりゃそうで、今まで気づかなかったけど地味に目からウロコだった。

  • 心が動いた出来事を脳は重要な情報と判断する

楽しい旅行などを覚えているのもこれっていうのを聞いて、なるほどと思った。
そしてこの理論を意識的に読書にも応用するの賢いな〜となった。

  • 本を読むスピードで難易度を調節する

簡単な本、読みやすい本やな〜と思うときに早く読むことで少し難しくするっていうコツ。
少し難しいと思うレベルにすることで、集中力アップとプレッシャーにもなって記憶に残りやすいという。素晴らしすぎる。

つぎにやること

アウトプットする仕組みづくり

1回目は紙に書いた。
2回目でGoogleドキュメントにメモした。
3回目はこのnote。
一応これで2週間で3回以上の基準はクリアした。

ただ、今後も継続できるかっていうのが重要だ。
特に、人に教えるというのをやりたい。
より強烈なアウトプットだし、単純に人に何かを説明するのが好きだからだ。

でも、そんな都合よく自分が読んだ本の話を聞いてくれる人はいない。
ということでYoutubeとかポッドキャストとかやってみようかな。

樺沢氏の他の本を読んでアウトプット

樺沢氏めっちゃ好きかもしれない。アウトプット大全を読む。

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