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ゆっくり朗読 「お約束なので」「売りつけゲーム」2016年 #2

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記録

1月23日
公園からの帰り廃マンションに走って逃げ込むと、ガラの悪そうな兄弟がやって来る。私を狙っている。逃げようとするも壁と壁の隙間にはまってしまう。それを見た兄弟が「お約束なので」とより壁の隙間に押し込む。1人他の男が来てマンションが爆発するスイッチを入れる。「お約束なのでねぇ」と言う。兄弟が走って逃げる。私も逃げようとするが間に合わない。三階だが一か八かで飛び降りる。爆発を背中で聞いている。地面が近づき死ぬのがわかる。「お約束なんだなぁ」と呟く。これは実は何かのオープニングでこれから物語が始まる様だ。

詩「お約束なので」

1月23日
悪そうな見た目の男二人に追われている。
公園から廃マンションに走って逃げ込む。
理由は解らないが彼らは私を狙っている。
逃げようと狭い道の間に入り込むと、壁と壁の間に挟まってしまった。
男たちに見つかり、「お約束なので」
と言って二人がかりで私をどんどん壁の奥に押し込む。
もう一人男がやってきたようだ。
その男はこのマンションを爆破するスイッチを押した。
「お約束なのでねぇ」

男たちが走って脱出しようとする。
私も何とか壁の隙間から抜け出したが、もう爆発まで時間がない!
ここは三階だが一か八かで飛び降りる。
爆発を背中で聞いている。
地面がゆっくりと近づいてきてもうすぐ死ぬのがわかる。
「お約束なんだなぁ」
と呟く。

実はこれは何かのオープニングでこれから物語が始まるようだ。

記録

2月1日
物を売るゲームに参加する自分の手持ちの物を参加者に売りつける。売れたら勝ち売れなかったら脱落。一回戦目遅れて参加した私はもうプレイヤーが少なくて焦っている。売れ残りの黒人の子供にふぐのヒレを通常3000円のところ1000円と言って売り飛ばす。本当は300円なのに。儲かったので代わりに黒人の子供の売っていた赤い錠剤を買う。あとで気づいたがこれは麻薬だ。

詩「売りつけゲーム」

2月1日
物を売りつけるゲームに参加する。
主催者から配られた物を他の参加者に売りつけるゲームだ。
売れたら勝ち、売れなかったら脱落。
一回戦目、遅れて参加した私はもう他のプレイヤーが少なくて焦っている。
あぶれてしまった様な黒人の子供に河豚のヒレを売りつけよう。
通常3000円のところ、今なら1000円と言ったら買ってくれた。本当は300円なので儲けものだ。
思ったより高値で売れたので子供が売っていた赤い錠剤を買い取った。
後で気づいたが、これは麻薬だ。

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