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2回の中絶を経験したからこそ、思うこと

「不妊」に悩む人がいる一方で、

「望まない妊娠」をして悩む人がいる。

なんでこういう世の中なのかな、なんて思います。

2回の中絶をして、

授かった命を「2回」も捨てた

ということに対し、もちろん罪悪感は感じています。

一つ言うと、

命を捨てたことに対する罪悪感は、1回目の時より2回目の時の方が小さいです。

こんなこと言うのは良くないですよね。でも、そう感じるのは、

2回目の方が、産むか産まないかをすごく真剣に考えた上で選択した中絶だったからだと思います。

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●中絶をすること= 授かった命を捨てる(ひと時)

●産むこと= 授かった命を、自分の人生の一部として一生背負い、責任を持って一人前の大人になるよう育てること(永久)

***

2回目の妊娠では、上記のように考えました。

もちろん、命が無ければ何も始まらず、命が1番大事というのは私も思っています。

ただ、産むことは、

その授かった命に「一生の」責任を持つことだと気づきました。

それなら、

私は、授かった命が人間としてこの世に生まれ、幸せな人生を送れるようにしてあげられる自信が

100%ある時にしか、産みたくないです。

良くないとは思いますが、

私が中絶手術を受けた時期は、「まだお腹の子どもは感情がない時期であり、そのうちに命を(申し訳ないですが)終わりにする」ことは、

「この世に生まれて感情を持った状態で、寂しさや不幸を感じさせてしまう」よりも、

良いのではないかと思っています。

もし、私が1回目の妊娠で子どもを産んでいたら、

相手の男性から精神的DVを受けていたので、きっと私と子どもはとても辛い人生を送ることになっていたと思います。私は、彼に依存状態でしたし、彼と居ることで正常な判断が出来ていなかったので、

もしあの時子どもを産んで、彼の国に行って一緒に住んでたら、、を考えるだけですごく恐怖を感じます。


また、もし2回目の妊娠で子どもを産んでいたら、

彼とは一人旅先の出会いで、一緒に過ごしたのは二日間くらいなのに、結婚して子どもを一緒に育てることになります。彼とは気が合うし、上手くいきそうな気持ち、好きな気持ちも私はありますが、

彼は私を好きという感情がないし、彼のことを深く知らないまま家族になるのはリスクです。

さらに、私のキャリアも経験も全く無く、将来経済的に困ったり、色々な経験をして自分にしか出来ない仕事を楽しみたいという私の夢も消えます。「この子のせいで、私のやりたいことができなかった」と、どこか心の中で子どものせいにしてしまう自分を想像できます。


1回目にせよ2回目にせよ、子どもを産んでいたら、

その子に悲しい想いや、不幸な気持ちにさせてしまう気がします。

だから、

産まない方が良かった、

産まないことを選択したこの人生を、自分で切り開いていく

そう思っています。

そして、この経験は、誰にでもある経験ではないからこそ、私の人生をより深いものにしていきます。悟りを開くというように、私を形作っていにます。


最後に、私は、

「コンドームを100%信用しないで」

ということを伝えたいです。

私は1回目の中絶をしてから、二度と中絶なんてしたく無いと本気で思っていました。そして、一時期はピルを使用したこともあります。コンドームもいつも必ず使ってもらうように、男性に言って、実際に使ってもらっていました。

それなのに、、、

2回目の中絶を経験しました。本当に不本意です。中絶したくて妊娠するわけないです。

これは、誰にでも起こる

ということを言いたいです。

これだけコンドームを付けてもらうように、女性の私が注意しても、

失敗します。

コンドームは、妊娠する

と思っています。

流石に3回の中絶はしたくありません。

私は、誰かとSEXする予定は今のところ全くないので、ピル代が高くてもったいないとも感じますが、

これからはピルを使おうと思っています。

手術した産婦人科の先生に相談する予定です。

女性の皆さんは、一度真剣に考えてみてくださったら幸いです。

いっときの楽しいSEXが、

望まない妊娠を引き起こしてしまうと、その後2ヶ月くらいは精神的に苦しみます。私がそうでした。

私は、SEXを楽しむ人生を送りたいし、

私の記事を読んであなたが改めて考えて、

少しでも望まない妊娠が減るといいなと、2回の中絶を経験したからこそ本気で思っています。






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