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アウターにははっ水加工を施そう

こんにちは、後輩です。

今日はクリーニングメニューの中にあるオプションの話で、「はっ水加工」のことについて書いていこうと思います。

みなさんがクリーニングを利用される際、「はっ水加工」や「ガード加工」のようなものがポスターに書かれていたり、受付の方からオススメされたという経験はないでしょうか。

この「はっ水加工」とは、フッ素樹脂シリコン樹脂のようなものを洋服の表面に付着させ、突然の雨や雪、飲料水のこぼれなど、汚れの原因となるものから洋服をガードするためのものです。

そのため、ダウンやコート、ジャケットなどのアウターにこのはっ水加工を施すと、非常に効果的に汚れを防ぐことができるのです。

はっ水加工を施したコートを着て外出すると、かかった雨水が玉のようにコートの表面を滑っていく、なんてことを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

僕たちのお店で使っているはっ水加工のための加工剤はフッ素樹脂を使用しており、洋服の通気性を損なわずにはっ水性を付与することができます。

なぜフッ素樹脂やシリコン樹脂ではっ水性を付与することができるのに、通気性を損なわないかというと、コーティングすることによって洋服の表面に「はっ水基」と呼ばれる小さな突起物ができるため、と言えます。

この「はっ水基」は水の分子よりも細かく、水の分子が生地の奥に入り込んでいくことを防ぎます。しかしながら生地の繊維同士の隙間は完全には塞がれていないため空気の通り道となり、通気性を損なわないのです。

クリーニングのお店では一般に売られているはっ水スプレーなどよりも強力なコーティング剤を使用しており、さらにコーティングした後にプレス機やアイロンにかけて熱を加えることではっ水効果を定着させることで、強力な効果を長持ちさせることができます。

はっ水」と似たような言葉に「防水」というものがありますが、この2つには大きな違いがあります。

簡単に説明すると、「はっ水」は水をはじくこと、「防水」は水を通さないことと言え、はっ水は完全には生地の隙間を塞がないため通気性がありますが、防水は生地の隙間を塞ぐように素材自体が加工されているため通気性が悪く蒸れやすいのです。

ここまで軽く説明をしてきましたが、はっ水加工のよさが少しでも伝わってくれたでしょうか?

4月から始まる宅配クリーニング「fofo」にもはっ水加工のオプションを用意しています。
アウターをクリーニングに出す際はぜひはっ水加工をお試しください。

ではでは、今回はこの辺で。読んでくださりありがとうございました。

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