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新社会人研修の苦い思い出 できないこと、わからない経験は実はよいこと

新社会人1年目の方にとっては、本当の週末

新しい環境に入ると、1週間がこれだけ長いと思ったことは

なかなかないと思います。

当時新卒で入ったときは、月曜日からガッツリと始まった為

今年のように、金曜日が始まりですぐに土日というパターンではなかったな。


今日も記事をみつけていただき、ありがとうございます。

新社会人や、4月1日付で異動になった方にとっては、

長い一週間に感じたと思われます。

お疲れ様です。


今日は、いまから16年前。

自分が新社会人を迎えたころのほろ苦い思い出をお話ししようと思います。

そんなに時間が経過したのかと、懐かしく思いますが
当時の自分自身のダメダメっぷりを今では笑いのネタにしています。


とにかくできない・わからない・不安だらけの研修期間

当時新卒で入社した会社では、2か月間の研修期間がありました。

プログラムを作成するという、課題なのですが

最初はまったくわからない。

いや、全然訳わからない。

そして、なぜだろう

周りの同期が普通に課題をクリアして、どんどん先に進む。

研修をやっていると、必ず出来の悪い自分のような人は

必ずいます。

ですが、その精神的なストレスは思っている以上に大きいです。

・遅れてはダメ
・周りがあんなにできているのに何故自分は・・・
・この仕事向いていないのでは

こればかりは、本当に毎日考えます。

土日を使って書籍を自腹で購入しても

ちんぷんかんぷん

同期から謎のマウントも取られたし、居心地も非常に悪くなります。

出鼻をくじかれた経験でもありました。

わからないことはメリット

ですが、今の自分からハッキリ言えば

できない、人よりも時間がかかることは良いことだと思います。

それは以下の二つです

・わからないことを経験すると、わからないときの気持ち(プレッシャー、不安感、研修をこなせない劣等感)を理解できる。

研修が周りよりも遅れていたり、不安になったりするわけですが

それ自体が、出来なかった人が唯一持つことができる経験です。

その時の悩みというのは、もし同じように

研修ができずに、不安になっている人には届きやすいです。
そして、本人もこの苦しみを味わっているので、以下のようなアドバイスをしやすくなります。

「最初からわからないくらいが通常、昔の自分なんて結構かかった」
「ここは自分も何日も考えて答えにたどり着いたところ、難しいよね。」
「答えを早く出すことよりも、こういう考え方に慣れる期間」

これは数年後の話になりますが、3年目になって、新社会人として入社してきた出来の悪かった方に経験談を伝えたときの話。

その状況を理解できるのは、研修でバリバリできた人ではなく、あえてできなかった方がメリットになります。

・研修の段階でできないのではなく、大器晩成であることの証明。

もうひとつは、人間の心理的な意味です。

当時は、研修の出来によってプロジェクトの直属の上司が、いろんな意味で吟味します。

もちろん上司も、ハズレを引きたくありません。

なので、研修での結果を見てある程度リストアップします。

研修がバリバリできたひとは、基本配属時の期待値は高いです。
ですが、ミスをすることでどんどん当時の期待値からマイナスの評価を受けやすくなります。

ところが、研修ができなかった人の場合どうなるのか

期待値が低いので、逆に言えば頑張れば当たりだったと思われやすい

期待していたのに、それほどでもなかったよりも、

まったく期待していかなったのに、そこそこやれているの方が

同じ評価水準であっても、相手に与える印象は違います。

出来ないことが多い=伸びしろしかないということ。

必ずしも、研修の出来が良ければというわけでもありません。

そして、数年後に後輩ができたときに

「できないことが当たり前」という気持ちで後輩を指導することができます。

最初からできてしまうと、自分の知識で言ってしまうので

「そんなこともわからないの?」と言ってしまい、一発で信用を失ってしまいます。

最後に

自分は、当時の経験を3年目の研修担当に抜擢された際に

この経験を活かすことができました。

でも、目が出ずに辞めてしまいましたが

今でも、仕事で心掛けていることがあります。

当時全くわからなかった自分自身に向けて言葉をかけるようにする。
不安・プレッシャーなどを感じている気持ちを少しでもくみ取ることができれば、当時の自分がちょびっとでも救われるのではないかと心掛けてます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふぉあぐら

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