見出し画像

もう泡は怖くない!大きいお風呂での赤ちゃんの体の洗い方

「1ヶ月健診でお風呂のOKが出た」「ベビーバスが手狭になってきた」などの理由で、大きいお風呂デビューを考えている皆さん、お風呂の入れ方は大丈夫ですか?

ワンオペでお風呂に入れる必要がある方は、雑誌やネットなどで情報収集されたことでしょう。

でも、こんな経験ないですか?
赤ちゃんの体の洗い方については、「ママが先に体を洗い、そのあと赤ちゃんの体を洗います。」の一文のみ。

え?それで終わり?と思ったこと。

私はありました。

ワンオペお風呂でデビューしたのは、私の悪露がなかなか終わらなかったため、娘が生後3ヶ月の頃。寝返りができるようになっていました。

もしかすると、赤ちゃんの体の洗い方は沐浴と一緒だから、コラムには詳細が書いていなかったのかもしれませんが、沐浴のときと同じなワケないですよね。

泡がついた手で目を触ったり、指を吸ったりして、慌てて洗い流したことが何回あっただろう……。もちろん、そのたびに泣かれました。

そんな娘と私の奮闘の結果、編み出された「赤ちゃんの体の洗い方」をご紹介します。指を吸う子は必見です!

STEP1 必要な物をそろえる

まず、ワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れるにあたって、必要なものをご紹介します。

必要なもの

画像1

・手おけ
片手で赤ちゃんを抱っこしながらシャワーを使おうと思うと、シャワーを持つか、蛇口のレバーをひねるしかできません。
洗面器だとピンポイントでお湯がかけづらいため、手おけはあった方が絶対に楽です。
また、シャワーだと水の勢いに驚くのか泣かれました。

・ガーゼハンカチ
顔と頭を洗うときに絶対に必要です。
髪の毛をしめらすときも、頭を洗い終わってシャンプーを流すときも、直接頭にお湯をかけると泣かれます。
ガーゼハンカチにお湯をふくませて、流してあげましょう。

・泡タイプのベビーソープ
赤ちゃんを抱っこしながら洗うので、片手しか使えません。
よって、泡タイプの方が、液体タイプより泡立てなくてすむので楽です。

・ベビーバスやバスチェア
親が体を洗っているときに赤ちゃんを待たせておきます。

あるといいもの

画像2

・ヘアキャップ
かぶっておくと、親の髪からしたたる水が赤ちゃんにかかるのを防げます。
お風呂からあがってからもすぐに髪を乾かせないので、便利です。

・バスローブ
寝返りやハイハイをしだそうもんなら、お風呂からあがっても大人しくタオルにくるまっていてくれません。
親も子もバスローブがあると、とりあえず羽織って、保湿や着替えができるので、余裕が持てます。

STEP2 赤ちゃんを待たせ、親が体を洗う

先に親が体を洗うのですが、その間赤ちゃんを待たせる方法は2通りあります。「脱衣所で待たせておく方法」と、「浴室内で待たせておく方法」です。
両方試しましたが、個人的には月齢にかかわらず、浴室内で待たせるのがおすすめです。

脱衣所で待たせておく場合、赤ちゃんが不安にならないようお風呂の扉を開けたまま入るのですが、どれだけ気をつけても床が濡れます。

そして、浴室内で待ってもらうより、赤ちゃんの様子がわかりにくいです。
私は目が悪いので特にわかりづらく、近づくとお湯が赤ちゃんにかかりそうになるというジレンマに陥りました。

また、当たり前ですが、冬場は寒かったです。

STEP3 赤ちゃんを洗う

3−1 顔を洗う
沐浴のときと同じようにガーゼハンカチか、手を使って洗います。
私は、娘に発疹ができているときは泡をつけて洗っていますが、発疹ができていない場合はガーゼハンカチで優しく拭いて終わりです。
顔は口から近く、泡が入りやすいので、なるべく泡はつけません。

ちなみに、友人はアレルギー専門の小児科医に「手で洗うのが一番肌にとって優しい」と教わったので、ガーゼハンカチは沐浴のとき以外使わなかったそうです。

私も、娘は体にすぐ発疹ができるため、手で顔を洗おうとした時期がありました。しかし、上手くいかず、負担を感じてしまうように。
そこで、自分のやりやすさを重視し、ガーゼハンカチを使った洗い方に戻しました。幸いにも、娘の顔には5ヶ月以上発疹ができていません。

子どものことを考えるのはもちろん大切なことですが、無理に頑張って心の余裕がなくなってしまうなら、親にとって負担の少ない方法を選ぶのもありだと思います。

3−2 頭を洗う

画像3

これまた沐浴と同じように、生え際から後頭部へガーゼハンカチを使って、髪の毛を濡らしていきます。

最初はこの方法でないと泣かれていましたが、大きいお風呂に入るようになってから1ヶ月経つと、手おけを使って、お湯をかけても泣かなくなりました。かけるときは、美容室でシャンプーされるときのように頭を後ろに倒して、かけるのがポイントです。

耳はできれば塞ぎますが、難しい場合は、そこまで神経質にならないでOK!
(産院の沐浴講習で耳を気にしすぎて、赤ちゃんをしっかり抱くのに手間取っていたところ、「もともとお水の中にいたから、多少入っても大丈夫」と助産師さんに教えてもらいました。)

3−3 体を左半身と右半身に分けて洗う

画像4

1.あらかじめ手おけにお湯を汲んでおきます。

2.赤ちゃんの左半身を洗う場合は、親から見て右を前にして、赤ちゃんを膝の上に座らせます。座らせたときに、赤ちゃんの右手は親の背中にまわしておくのがポイント。右手で泡のついた体を触るのを防げます。

3.親は左手で赤ちゃんを抱きかかえながら、赤ちゃんの左手を優しく握って、泡を触らないようにガード。

4.赤ちゃんの左手を握っている間に、親は右手で泡を足から首に向かって赤ちゃんの体にのばしていきます。このとき、腕から手にかけては最後にすると、泡がついている時間が短く、口に入る危険が低くなります。

5.赤ちゃんの左手は引き続き握ったまま、あらかじめお湯を汲んでおいた手おけに右手を入れ、泡を洗い流します。こうするととっさのとき、右手でも赤ちゃんに触れるので便利です。

6.右手で手おけをとって、赤ちゃんの手→首→上半身→下半身の順で体を流します。洗い流す部位の順番は口から近い順にしていますが、やりやすいように変えてもらっても大丈夫です。
大事なのは、とにかく手を握っておくこと!

7.洗い終わったら、今度は赤ちゃんを親から見て左を前にして膝の上に座らせます。左半身と同様、右半身も右手でしっかり赤ちゃんの手をガードしながら洗います。

3−4 背中とお尻を洗う
ここまで来たら、どんな状態であろうと指が吸いたい赤ちゃんとの攻防には勝ったも同然。
沐浴のときと同じように、自分の腕に赤ちゃんを前向きにもたれかけさせ、背中とお尻を洗っていきます。しっかり洗い流したら、おしまい!
あとは、赤ちゃんに好きなだけ指を吸ってもらってOKです。

STEP4 お風呂でしっかり温まる

浴槽につかる目安は5〜10分ほど。
赤ちゃんの体がちょっと赤らんできたら、温まったサインだそうです。
私は体を見ていてもあまりわからないので、ほっぺが赤くなったり、自分が温まったと感じたり、赤ちゃんがグズり出したら、浴槽から出るようにしています。

STEP5 素早く体を拭く

お風呂からあがったら、あらかじめ脱衣所に用意しておいたタオルでしっかり赤ちゃんの体を拭きます。拭き終わったら、湯冷めしないように、バスタオルで赤ちゃんをくるんでおきます。
バスローブがある場合は、このタイミングで着せておくと、寝返りするようになってからも、裸ん坊になることがないので、便利です。

赤ちゃんの体を拭き終わったら、親も体を拭き、バスローブかパジャマを着ます。バスローブだとさっと着れるので、赤ちゃんの湯冷めを心配せずにすむのがおすすめポイント。
また、バスローブ自体が吸水してくれるので、体を拭くのも適当ですむため楽です。(私はバスローブで覆えない足しか拭かなくなりました。)

赤ちゃんを保湿し、服を着せ、必要に応じて耳や鼻などを掃除したら終わり!動くようになると、このパートの方が体力がいりますよね。
お疲れ様でした!!

番外編 ヘアキャップは浴室内でかぶる

親がヘアキャップをかぶるタイミングは、自分の体を洗い終わったらすぐに、浴室内でかぶってしまうのがおすすめです。

浴室内でかぶってしまえば、赤ちゃんの体を洗っているときも、赤ちゃんの体を拭くときも、髪の毛から水が滴らないので、不用意に目に入ったりすることがありません。

下を向いても髪が垂れてこないので、赤ちゃんを抱き上げる時も楽ですよ。

最後に

大きいお風呂での赤ちゃんの体の洗い方をご紹介しました。
この洗い方は私が娘の動きに合わせて編み出した洗い方のため、全ての人に当てはまるわけではないでしょう。

それでも、どうしたらいいか全くわからない状態から始めるよりは、一つの洗い方を試してみて、そこからアレンジした方が楽だと思いますので、よろしければ試してみてくださいね。

赤ちゃんとママパパにとって、楽に笑顔でお風呂に入るための参考になれば嬉しいです。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?