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短編小説集

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歩いてる時 なんとなく 頭に浮かんだ文章を書いています お暇なときの お暇つぶしに(笑)
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2024年7月の記事一覧

缶コーヒー

私は人間が嫌いだ。 強く意識したのは 幼稚園の時だった。 皆が慕っている先生に あんたは嫌…

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1か月前
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今日 蝉の鳴き声を聞いた。 梅雨が明ける前に 起きてきてしまった 蝉。 一気に 夏が来たこと…

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1か月前
2

大根

キッチンに 買った覚えのない 大根が置いてあった。 そろそろ 煮物が食べたいのか・・・ そ…

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1か月前

マティーニ

幸せってもっと簡単なものだと思ってた。  そう言いながら眼鏡越しの綺麗な目。  僕がいる…

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1か月前
5

知覧

『知覧』 親は探しとおした。 たった一晩 相手になってくれる人を。 大きく言えない 一晩 …

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1か月前
9

蜘蛛の糸

小さなころ 散々悪さをしたのだけれど ただ一匹の 蜘蛛を殺さず 助けたというだけで、 地獄か…

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1か月前
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乱れ狂う桜

また春が。 桜が・・・ 君が泣いたときも 君が嘘をついた日も 君が・・・ 僕の心は 毎年咲き乱れる桜を見ると ただ、 何もできなかった自分と 儚いけれども 見るものの心を奪う 忘れられない。 小さなころから 僕の横で 小さく笑う 君は凄くかわいらしくて 透明だった。 可愛くって ただ可愛くって。 大切な思い出。 高校まで一緒だったが 彼女は 東京の大学に行くことになった 本当に・・・ 一緒に行けばよかった。 ごめんね。 幼馴染だっていうだけで 辛い思いさせて・・・