希望
ピンチに立たされた時、逆境に立たされた時に、その状況を嘆くのではなく、いかに新たな可能性を見出せるか。この点に、その人の能力、人間としての真価が投影されるのだと思う。
今朝、とあるワイドショーを見ていた。このご時世のワイドショーだ。明るい話題などあるはずもなく、重苦しい曇天の話題一本だ。そんな話題について専門家が朝から議論を交わす。中には、相手の言葉に気を悪くし明らかに機嫌を損ねる者もいる。
いったい朝から何を見せられているのか。どのチャンネルを着けても同じような内容。連日テレビでは専門家たちによる議論が展開されているが、その議論で何かが変わった例を私は見たことがない。果たして、各局がこぞって似たような内容を報道する必要はあるのだろうか。
そんな番組の中でも、私は一筋の光を見出したような気がした。
コロナ禍で時短営業、酒類の提供の禁止を強いられているバーを取材したものだった。
そのバーこの逆境の中でも、SNSの間で話題となり、主に若者の集客に成功している。その秘策は、カクテル作りを活かした‘‘オリジナルソーダ‘‘の提供というものだった。
店長曰く、「苦境が強いられている中でも何とか可能性を見出したかった。収益は見込めないが、やれることはやってやろうという気持ちで始めた」とのことだった。
この店長の強さが分かる。苦境に立たされても、起点を利かし新たな可能性を見出す。現状の不満に嘆くのではなく、新たな希望を求める。
今こそこうした人々にスポットライトを当てようではないか!きっと多くの人が勇気づけられるはずだし、学ぶべきことがあるはずだ。
何不自由なく生活させてもらっている一学生がこんなこと言っても戯言にしか聞こえないかもしないが、敢えてここに綴らせて頂いた。
ABC浦川アナウンサーが仰るように、人生の落とし穴はすぐそばに潜んでいる。いつ自分が落ちるか分からない。まさに「明日は我が身」。
だからこそ、世の中の出来事は他人事ではない。希望を掲げる人からヒントを貰おう。
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