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230621-夏至の日に大森勝山遺跡に行った

結論から申し上げると「夕方の無人の遺跡に行っただけでとくになにがあったわけでもない」になります

大森勝山遺跡 #とは

地図で見ると弘前市中心部より板柳町からのほうが近いな

青森県西部の弘前市に所在し、岩木山北東麓の標高143~145メートルの舌状丘陵上に立地します。

大森勝山遺跡 – 【公式】世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群

「ステージⅢb (1,000BCE) (史跡年代 1,000BCE)」すなわち紀元前1000年頃、縄文遺跡群ではかなり新しい方(三内丸山遺跡などよりも後の時代)の遺跡だそうです。(「ステージ」の分類はこちらを参照してください

森に囲まれた中に環状列石と竪穴住居跡があります。

冬至に太陽が岩木山山頂へと沈む地点に立地しており、環状列石と岩木山を結ぶ直線上に大型竪穴建物跡が1棟あり

大森勝山遺跡 – 【公式】世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群

……そう、岩木山山頂に夕日が沈むのは「冬至の日」なんですね。私はこれを完全に勘違いしていて夏至の日にふと思い立って仕事を早引けして行ったんですが結果はご覧の通り

右側の木に隠れているあたりに太陽があるはずです
そのうえ曇っていたのでいまひとつ太陽の位置がわかりにくい

というのは一旦さておき

せっかくなのでひととおり見学してきました。
遺跡に向かう途中にりんご畑があるんですが、遺跡そのものは森に囲まれているのでなんだか文明から隔絶された雰囲気があります。

農道と並走する形で細い仮設道路が舗装されている


駐車場から

「階段ルート」「スロープルート」があり、どちらも所要時間はほぼ同じです。

小高い丘の上にあるとはいえ坂道は全体的にゆるやか
切り株にクルミの殻があり、そこはかとなくメルヘン
オブジェっぽい雰囲気で残されている木
階段ルートなので最後に階段がある

発掘された遺構の場所に再現模型が展示されています。基本的に石しかないので広く感じられますね。

竪穴住居跡
キャプションがついてる
今の時期はちょうど栗の花が咲いているので遠目に見てもわかりやすい
基本的に平地

あと遺跡内に栗の木が複数本あったのでそこから縄文時代に思いを馳せることができます。

ハチに注意

時間帯も時間帯だったのでマジのガチで私以外人っ子一人いない状態だったんですが、それはそれで貴重な経験だったと思います。

いい感じの空の写真数枚

日没まで居座るつもりだったんですがご覧の通り曇っていたので早めに引き上げました。

まとめ

・公共交通の便が悪いどころのレベルじゃない場所にあるので自家用車がおすすめです 道中に案内板やのぼりが立っているのでなんとか……
・ちなみに冬至の日(12月22日ごろ)は冬期閉鎖期間(11月下旬~4月下旬)です。山奥なのでそらそうよ
・モニターツアーが行われているんですが昨年は雨のため日没を拝むことはできなかったらしい

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