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健康診断システム〜オンプレミス型とクラウド型の違い〜

こんにちは。
札場(フダバ)と申します。
いつも記事をご覧いただきありがとございます。

今回は、健康診断システムのオンプレミス型とクラウド型の違いについて説明していきます。
オンプレミス型とクラウド型という言葉や違いをご存知でしょうか。
それぞれに違いがあり、健康診断システムの変更や導入を検討する際には、非常に重要な内容になります。

本記事を通じ、オンプレミス型とクラウド型のそれぞれの違いやメリットなどをお伝えしていきます。
それではどうぞ!

※以下は『健康診断システム』を『健診システム』と記載しております。



健診システムとは

健康診断システム(健診システム)とは、医療機関や健診センターで行われる健康診断や人間ドック、特定健診などの業務を効率化するシステムです。

健診システムに関する説明は、以下の記事で説明していますので、気になる方は是非ご覧ください。


以下からは、健診システムを選ぶ際に非常に重要である、オンプレミス型とクラウド型の違いを説明していきます。
健診システムは、利用を想定している施設の規模によっても機能が異なり、自施設の規模に対応しているシステムかどうかをチェックする必要があります。コストと性能が見合ったサービスを選ぶ際に、オンプレミス型とクラウド型の違いを理解した上で、自施設にあったシステム選びが重要にります。



オンプレミス型とは

出典:オンプレミス型やクラウド型とは?メリット・デメリットや、自社に合ったワークフローの選び方を解説(ワークフロー総研)

オンプレミス型とは、組織内の業務に合わせた専用のサーバーや通信回線、システムを開発して、組織内で運用を行う形態を指します。

組織内のネットワーク内で利用するため、ネットワークが整備されている中規模から大規模の機関に適しています。

また、システムカスタマイズの柔軟性が高いため、組織内で機能をカスタマイズしたい場合や、他のソフトウェアと連携させるといった対応も可能になります。




クラウド型とは

出典:オンプレミス型やクラウド型とは?メリット・デメリットや、自社に合ったワークフローの選び方を解説(ワークフロー総研)

クラウド型とは、オンライン上のサーバーで提供されているシステムやサービスをインターネット接続によって利用するサービス形式のことです。

サーバーを組織内で購入する必要はなく、インターネット接続ができる環境ならどこからでもシステムを利用できるようになるため、導入のハードルが低い点も特徴です。
少しでもコストを抑えたい、すぐに導入したいという場合にはクラウド型が適しているといえます。



それぞれのメリットやデメリットは

ここからはそれぞれのメリットやデメリットを確認していきます。

オンプレミス型

<メリット>
カスタマイズ性が高く、独自のシステム構築が可能
社内で厳重な管理を行っている場合は、社内ネットワークでのアクセスに制限できる為、セキュリティ対策を強化できる

<デメリット>
サーバーのインフラやシステムそのものの準備に時間が必要
導入時やシステムのアップデート・改修が必要になった場合、高額なコストがかかる
システムやサーバーの運用管理まで自社で行う必要がある

オンプレミス型のメリットとしては、自社に応じたカスタマイズ性が高いことが挙げられます。
しかし、コストが高く、組織内で運用するには、技術やノウハウのある人材が必要になる為、小規模組織では負担が大きくなります。


クラウド型

<メリット>
導入費用、運用費用が抑えられる
短期間で導入できる
自社でのシステム構築や管理が不要であり、常に最新の状態を維持

<デメリット>
オンプレミスと比べるとカスタマイズ性が低い
インターネット回線を使用してアクセスするためセキュリティ対策が必要

クラウド型の大きなメリットは、初期費用や運用コストを抑えられる点です。社内でシステムの保守運用や開発リソースを確保できない場合でも安心して利用できます。

また、インターネットを介して利用するクラウド型は、情報漏洩リスクが高いという印象も持たれる方もいるかと思います。しかし実際には、システム提供側で厳重なセキュリティ対策を行っているケースがほとんどであり、高いセキュリティを構築している場合がほとんどです。。



オンプレミス型とクラウド型のまとめ

オンプレミス型とクラウド型の違いを以下にまとめております。

出典:オンプレミス型やクラウド型とは?メリット・デメリットや、自社に合ったワークフローの選び方を解説(ワークフロー総研)


それぞれメリット等に違いがあり、組織に適した内容を選ぶ必要があります。
オンプレミス型、クラウド型はそれぞれどのような医療・健診機関に適しているのか確認していきます。

オンプレミス型が適している医療・健診機関

(1)システム管理体制を社内に整えられる
(2)独自のカスタマイズを予定している
(3)情報を社外(外部インターネット環境)へ持ち出したくない


クラウド型が適している医療・健診機関

(1)コストを抑えて導入・運用したい
(2)保守・メンテナンスはお任せしたい
(3)場所を選ばずログインできるようにしたい
(4)利用者の人数は少ないが、システム導入したい


補足ですが、クラウド型は自社でサーバーやインフラ環境を用意する必要がなく、低コストかつスムーズに利用を開始できることから、近年多くの医療・健診機関に普及しています。また技術も向上しており、規模が大きな組織にも対応でき、セキュリティの担保も向上しております。


まとめ

今回は、健診システムのオンプレミス型とクラウド型の違いについて説明しました。

オンプレミス型とクラウド型は、それぞれに特徴があります。
施設規模やシステムのカスタマイズなど、それぞれでメリットとデメリットがありますので、導入する前にそれぞれの特徴を理解したうえで使用方法と合う提供形態を選ぶ必要があります。




弊社ALTURAは、健康診断を起点に医療体験の向上を目指しております。『健診結果web参照PHRアプリ』『健診システム』(クラウド型)の提供をおこなっておりますので、気になる施設様や担当者様はお気軽にご連絡ください。

札場
Tel:06-6123-8162
Email:m.fudaba@altura.co.jp


参考
○オンプレミス型やクラウド型とは?メリット・デメリットや、自社に合ったワークフローの選び方を解説(ワークフロー総研)
https://www.atled.jp/wfl/article/14664/
○オンプレミス型とクラウド型の違いとは?メリット・デメリットを解説(HITACHI)
https://www.hitachi-solutions.co.jp/lysithea_cloud/sp/column/col_2/


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