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#夢を見るをはじめる人に

不思議夏と探偵クラファンを徒然なるまにまに


第一次支援サイト

二次支援サイト(5/26 10:31現在

ご支援の多さスピード感に度肝を抜く日々だった。

「ギョエェェェエエエエ〜!コロナで公演が吹き飛んだでヤンス!!」

これは公演延期が決まった時の不思議の心の声であった。
文字通り来年まで吹き飛んだ「その探偵の名」
入団して1年足らず、サポートメンバーというポジションにも関わらずエコソンのライバルという大役を頂き、「このままエリート街道まっしぐらだ!」という不思議の邪心に満ちた計画も頓挫してしまった。


「150万かぁ。俺が仕事辞める時に貯めた金額と同じだなぁ。」

これはクラファンが具体的に話し合われた時の不思議の心の声であった。
これを貯めるために相当苦労した。飲み会にも行かず、忘年会などの大飲み会にも行かず。一日に玄米四合と、味噌と少しの野菜をたべ、たまに油そばもかっくらって節約してきた。服もあまり買わず、演劇やインプロのワークや身にならなかった演劇書籍、稽古場代に使いながらやっとこさ貯めたお金だった。


「クラファンってもっと募金みたいなもんだと思っていた」

これは不思議がマジで思っていた事だった。
しかし、劇団内で多くのリターンが決まっていく中考えを改めた。
「形を変えた劇団とお客さんとの新しい関係なんだなぁ」
そんな風に思ったのを覚えている。
確かに「支援」という側面は外せないが
劇団としても公演を劇場で届けられない代わりに多くの「プラフォ」をリターンという形で用意した。
勿論劇団という公演が売り物の性格はあるが
それ以上にプラフォというコンテンツを本当にたくさんの方々が楽しんでくださっている。
日々のご支援の知らせを聞くたびに実感した。
我々が何かしてもらってる分、きっと我々も何かを提供できている。これを素敵な関係以外になんと呼ぼうか。
リターン以外にも我々の未来を想い一緒に守ってくれているのだ。


「zoomかぁ。動物園みたいな名前だなぁ。」

これはオンライン公演が決まった時の不思議の心の声であった。
正直なところめちゃめちゃ不安であった。
エコソン好きって人沢山耳にするし、関西弁とか数年間封印してたし(実際全然出来なかった)
何より、常日頃から
俺はplatformなのか?
という問いに苛まれていた。
platformといえばインプロのエキスパート集団である。勿論脚本舞台の役者として経験が厚い方も多くいる。そんな中、「インプロ経験2年未満の俺なんぞ」「ちゃんとした演劇校もでてないのに」本当に俺、大丈夫か?と。

そして「ふしあわせ」という初めての本公演で出るはずではなかった「ロッキー」というキャラクターを頂き

「お客さんに受け入れてもらえるか」

と日々悩んでいた。アンサンブルというポジションも然り。「好きな劇団に混ざった卵のから」になりたくなかった。
ロッキーはすぐ出てくる割に出てきた後の目的はすぐ捌ける事。「邪魔にならず邪魔にならず」
こうして彼は瞬足のロッキーとなった。

結果から。
とても楽しかった。コメント欄やツイッターを拝見してサマーの事を書いてくれているのを見ると、とても嬉しくなる。
折角生まれたキャラクターを俺のせいで愛せないものにしたくなかったから。
だだ、まだ実際に劇場で会えたわけじゃあない。まだ、彼をわからない方も多く居ると思う。きっとまだまだ伝えられるはずだ。今回皆さんと作れたチャンスをちゃんと紡ぎたい。

【みんなが田植えをしている横で不思議はアボガドを植え始めた】

ストレッチゴール。聴きなれないその言葉。どうやら目標金額を達成した後もご支援を頂けるよう、何かしらの達成項目を設定する。そういう風に認識した。いや、もっとチープに
「お祭りダァ!」
なんて考えてたかもしれない。
劇団のストレッチゴールが固まり、次は個人ストレッチゴールをやってみよう!という事になった。丁度、クラファンに対する力不足を感じていた私は妙にやる気を出し
230万達成より
「10万達成するごとにひとりだいほんを書く」
という不思議的には無謀なチャレンジが始まった。
stayhomeの取り組みから演劇はオンラインへ劇場を移し、またモノローグが取り組みやすい事がその頃にはわかっていた。少なからず文章を書いたことのある身として
誰でも気軽に読める/演じれる作品を1つでも作り出し何か演劇界隈の為になりたかった。
勿論プラフォはインプロの団体だが、「ふたりだいほん」等の取り組みも行っているので
プラフォを応援してくださっている人の中には脚本で演じる事も楽しく思う方もいると思うので、そう言った方の楽しみになればなぁとも思っていた。

結果的に他のみんなはプラフォ関連のストレッチゴールを披露しており
プラフォという田園で一房じゃ物足りないのモノをみんなで沢山作っている横で
一個でも実がなればと不思議はアボガドを作るような構図となった。後は遠くでフラフープをしているお兄さんがいたなぁ。

ちなみに#プラフォと一緒にストレッチゴール
というハッシュタグで多くの方がプラフォ関連でも、自分に近しい事でも挑戦している様子をみてこのムーブも1つ大きな意義があると感じた。みんなで一緒にこのクラファンを自分の為のものにできるって素敵やん?

「書きたいことを忘れた」

これは今書いている不思議のリアルタイムの声である。「書き切れないほどの思い出」と表現すれば良いものを。
この1ヶ月ずっとリアルタイムだった。
超ロングラン公演の気分だ。
失われた数ヶ月なんて言われているが
何一つ失った気持ちではない。そんな毎日だった。そんな毎日だったが明日を思うとちょっぴり喪失感を覚える。

変えがたい応援を頂いたプラットフォームの1端くれ程度の僕ですが
少しずつ明るくなってきた日々を超えて
繋いでくださった未来の公演達で握手しましょう。除菌します。手ピカジェル持参しますので触れ合いましょう。
締め方がわからないので
わっしょいで締めましょう。

わっしょい!
ワッショイ!
ワッショイ!
WHAT SHOW WE!

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