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デザイナーからPdMというキャリアパス(w/松川 進さん)

フライング・ペンギンズの三瓶です。

Fireside Talksの3回目ではGNUSの松川さんと「UXデザイナーとPdMの違いとは?」というテーマでお話させてもらいました。配信告知記事でも触れたのですが極論、組織によるし、その会社がそれぞれの職種をどう定義するかの問題ではあるのですが、たまに見かける議論でもあったので敢えて取り上げてみました。

配信の中では実はそこまでこの議論していなかったりもするのですが(笑)、松川さんが持ってきた仮説として「デザイナーの上位職種としてPdMというキャリアパスもあるのではないか?」というのがありました。

PdMの出身者がデザイナーという場合も多く、プロダクトマネジメントを行う中でUXデザインを実践することも多々あることからそういったケースもまあまあありそうということは、僕も同意でした。僕自身も肩書としてはディレクター歴が長いのですが、デザインも自分でやっちゃう系のディレクターで、そのままPdM的な立場になったので全く違和感がないのですが、よく考えてみれば一般的にはデザイナーからPdMというのはなんとなく領域を跨いだキャリアパスに聞こえるのかもしれませんね。

デザインというと広いですが、例えばUXデザインの話をすれば、プロダクトのユーザー体験を良くするということは、プロダクトの根幹の機能やビジョン、アイデンティティなどにも口が出せないと本質的な価値提供に結びつかない場合もありますし、そういった意味では経営レイヤーやマネジメントレイヤーにいないと話が進まないのではないかと思います。

最近では組織の偉い人でも敢えてシンプルにデザイナーと名乗っている人もいたりして、それはそれでリスペクトしてたりもします。「デザイナー」というざっくりとした職種に可能性をもたせるのはよいのではないかと。あと、配信では触れていませんが、「マネジメント」という言葉が苦手なデザイナーさんも多い気がします(僕の体感データですが)。

PdMの仕事範囲の中にUXデザインプロセスが入っているという意味では、UXデザイナーの仕事とオーバーラップするようにも感じるのですが、同時にUXデザイナーも細分化され始めていて、UXリサーチやUXライティングなど、UXデザインの中でも得意分野が特定しやすくなってきているので、一緒くたになることも少なくなるのではないかな、とも思います。

途中では松川さんが名前によって規定されるものがあるというのも興味深かったです。~デザイナーと名乗ると、その「~」しかデザインしていないように聞こえたり、プロダクトマネージャーもプロダクトしか関わらないのかというとそれだけでないケースもあり。これも僕が最近悩んだことでもありました。

自分が何者かはっきりしないけど、何者かではありたい。肩書は願いでもあり、呪いでもあるな、と思った夜でした(ポエムのような感想で終わりになってしまいました)。

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松川さんとのフルの会話はこちらにアーカイブされているので、よければどうぞ👇(松川さんの音声が小さくてごめんなさい!)

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