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自分の森にやってくる人


5年以上前かな。

それまでの人生で
三本指に入るくらい深く落ち込んだ時
自分がどうやって立ち直っていったかふと思い出した。

自分のことが嫌いで嫌いでしょうがなくて
ああもうこんな自分なんて大嫌いだ!
って思った時、

ふと家族や友達、
私が好きな人達のことが頭に浮かんだ。

こんなにも私は私のことを嫌いなのに

私が好きな人たちは、
私のことをいいやつだと言う。
私のことを好きだと言う。

自分のことをどんなに嫌いでも
その人たちに、いいやつだと言ってもらえる私は

そんなに悪いやつじゃないのかもしれない
って少し思えた。

それに、私が私のことを嫌いでいたら
私をいいやつだと言ってくれる人たちまで
真っ向から否定するような気がして

こんな私でもいいかって思ったのがきっかけだった。
この時の気持ちは今でもよく覚えている。

あの時、自分のどこも好きになれなかったけど
その素敵な人たちに出会えた自分のことだけは
ちょっと好きになれた。

今そんなことを思い出したのには理由があって
もうすぐ結婚して1年になる夫とのことを
思い出していたからです。(はい暇です)

夫はとてつもなくピュアで優しくて少年みたいな人だ。
(違う意味でもうん○、ちん○言ってる少年だ)

初めて会った時
この人は純粋で嘘がないなーって感じた。

なんで私が、こんな心の綺麗な人と
出会えちゃったんだろうと思ったけど、

その大好きで大尊敬する人が
私のことをいい人だと言い、
好きだと言ってくれたことで

私はまた一歩、自分のことを好きになれた。

「自分を好きになろう」なんてよく言うけどさ

自分のことが嫌いで嫌いでしょうがない時に
自分で自分を好きになるなんて難しいよね。

だけど人から自分を通して見たら
自分は自分が思っている程嫌な自分ではなく
案外いいやつなのかもしれないって思える。

それでいいんだと思う。
人を通して自分を好きになっても。



今ではおかげさまで
自分のことが好きですと言えるようになったので、笑

私の世界に素敵な人たちが現れたことを
素直に喜んでいるし、
なんならそんな自分のことを褒め称えている。

※ちなみに私自身はあの頃となんら変わらない。
ダメなところはダメなまま図太く残っている。笑

自分の世界に素敵な人が現れるってことは

どうぶつの森とか(あんまやったことないけど)
なんかそう言う感じのゲームに
好きなキャラが出て嬉しいのと一緒。

ただのラッキーなはずなのに、
私やるんじゃん、とか思うでしょう。笑

人間界においてもさ、その人たちは
どういうわけか自分の森に現れてくれたわけ。

理由は分からなくても
そんな森を作った自分は結構素敵なんだと思うよ。

もし、その人は偶然
自分の森に迷い込んじゃっただけだとしても
そのラッキーを大いに喜ぼうよ。

いろんなこと手放しにしてただ喜ぼうよ。

自分の森に素敵だと思える人がいるなら
それは自分を褒め称えるに値するってこと。

だってその森は自分そのものだからね。

※それとあの頃、
私を存在しているだけで救ってくれた
私の森の住人たちありがとう。

特に何もしていなくても
あなた達には救われています。

やっぱり一人で立ち直っているようで、
一人では立ち直っていないよなあ。

にしても存在だけで人を救うってすごいわ。笑
人間ってすごいことできるよね〜。


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