ため息は風通し
ため息を吐いてはいけないとよく言われる。余計な気を撒き散らす、運を逃すからだと。
しかし、その気を自分の中に留めておくとそれは自分の中で淀みとなるばかり。溜めておいて良いことはない。淀みはガスを発生させ余計に嵩増ししてさらに苦しくなる。
吐き出す気は自分にとって要らなくなったもの。ならば留め置く理由はないし、遠慮なく吐き出してしまえば良い。そうすると心が軽くなり、その空いたところに新たな気を取り入れることができる。大切なのは気の循環と浄化。内に留めるのは心身ともによいはずがない。
ただ、ため息を不快に感じる人もいるのもまた事実。いつどこでもため息ついていいものではない。だから、ひとりのときなど周囲を不快にさせてはいけない範囲であればため息を遠慮してはいけない。遠慮なく堂々と吐き出してよい。心の風通しこそ大事。
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