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時報レシピでアーティストに戻る

ずっと昔、京都と福岡とブリュッセルで福留麻里さんというダンサーと一緒に踊らせてもらった。京都公演の後に私は妊娠して、福岡とブリュッセルでは今や13歳となったお腹の中の息子と一緒に麻里さんと3人で踊った。それからずっと舞台から遠ざかっていた私は麻里さんと会うことがなかったけれど、コロナ禍になってみんながいろいろオンラインで企画をするようになってなぜか麻里さんの企画する「ひみつのからだレシピ」というワークショップに参加した(と思う)。ちょうど共通の知り合いのダンサーで演出家の砂連尾さんをゲストに、みんなでオンラインで踊るというような内容だったと思うけど・・・詳しいことは憶えていない。でもなんだかみんなで画面を見ながらいろんなことを感じたのを憶えている。

とにかくその時に「ひみつのからだレシピ」のことを聞いて、それは麻里さんがインスタグラムにポストしている、自分のからだやこころの動きを感じるきっかけとなる小さなアイデアのことなんだけど、なんとなくちょっと心に残っていた。


その後、妊娠中の麻里さんになぜかマタニティヨガをオンラインで教えさせてもらうことになったり、たまにFBでいいね的な親交があったりしたんだけど、1ヶ月くらい前に麻里さんが木村さんというプロデューサー的な人とやっている「時報レシピ」という企画に誘ってもらった。これは12月22日〜26日の間、1日に2回決まった時間に「時報レシピ」が届いて、その時間にそのレシピに書いてあることを自分なりに感じたりやったりして24時間以内に映像かテキストを参加者みんなにシェアして、それをインスタの「ひみつのからだレシピ」アカウントに投稿していくというもの。日本、フランス、イタリア、タイ、アメリカ(←私)の各地から参加アーティストが同じ時間に同じレシピを手がかりに踊ったり感じたりする。ニューヨーク時間は朝の5時50分と夜の10時50分でちょっと時差的に厳しいのだが、レシピを横目に見ながら眠い体をゆするようにしてゴニョゴニョやっている。


おもしろいのができるかどうかはあまり考えないでマイペースに出来そうなので(麻里さんがまたマイペースな人なのだ)私みたいな出戻り自称まだダンサーにはちょうどいい感じ。木になったり100年後のことを考えたり、どれも自由なイメージでのびのびと頭のシワを伸ばしている。イメージを膨らませてちょこちょこからだを動かすことって本当に気持ちいいものだなあ。と喜んでいる私である。

「ひみつのからだレシピ」インスタ↓

https://instagram.com/bonus6234?utm_medium=copy_link


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