flying scope dog

営業→プレセールス→ITアーキテクトと経歴チェンジしている老兵。ITインフラ業界の最も…

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営業→プレセールス→ITアーキテクトと経歴チェンジしている老兵。ITインフラ業界の最も高価なワンマンアーミー。右肩は赤く塗っています。

最近の記事

Account aggregation 再び

始めに 世の中に家計簿管理の記事は色々存在するが、金融資産管理の観点で纏めたものが意外に少ないので、作成。  先ず、「家計簿」と「金融資産管理」 とは求められる機能が異なる。  「家計簿」では日々の出納管理が中心であり、費目(食費とか光熱費)が充実しており、入力し易い事が求められる。  「金融資産管理」では多種多様な金融資産の残高等を一括して取得、推移を分析しやすい事が求められる。  上記の様に要求機能が異なるものを同一サービスで対応するのに無理があり、本記事は「金

    • 外貨建て生命保険の本質

      はじめに 子供の学資保険を調査しようとしたら、外貨建生命保険の説明を受けたので、検討に値する金融商品なのか考察してみた。  ただし、筆者はキャッシュフローは良いので生命保険としてのヘッジ機能を本項では評価しないので留意頂きたい。 外貨建生命保険、海外株式証券との比較 前述の様に「生命保険機能」を外貨建て生命保険へ要求しないので、前払い一括商品のみを比較対象とする。保険料毎月払いの外貨建て生命保険は考慮外とする。  前払一括外貨建生命保険は最初に一定金額を保険会社へ払込、そ

      • 妄想犬HK〜年功序列賃金〜 実在の番組等には一切関係がありません。

        起〜中間管理職の憂鬱〜 「中村ディレクター、ちょっと来てくれる?」  また部長の呼び出しだ。ネット民に国営放送貴族と揶揄されている犬NK(犬の番組に特化している)に私は長年所属している。ここは典型的な日本企業の年功序列賃金体系を取っている。私も若い頃は低賃金で製作の現場を回して来た。中堅の教育番組ディレクターとなり、年収は1500万円を軽く超えて仕事のコスパがやっと釣り合って来た感じだ。  しかし、犬HKは「国営の癖に給料が公務員より高額のお手盛り体系」と批判されており、経費

        • SIerの設計書は無駄なのか?

          始めに 近年、Web系キラキラ企業の人達からはSIerが作成している設計書は無駄という声が聴こえる。これについてSIerのインフラ担当者として、歴史解説と意見を述べたい。 結論(インフラ領域に限定しています) インフラ領域に於いては従来型の詳細設計書は不要になる。一方、方式設計、基本設計書の重要性は増加し拡充が必要となる。 詳細設計書は不要になる  筆者は、詳細設計書は不要、もしくは必要頻度の高い情報を集約したもののみで良くなると考えている。  歴史的経緯を考慮すると

        Account aggregation 再び

          国税納付のpay払いは分割可能なのか?

          2023年の国税納付手段  2023年より国税納付方法にpay払いが追加された。これは従来のクレジットカード払いと異なり、納付手数料を必要としない。クレジットカード払いの納付手数料は概ね0.8%程度のため、ポイント還元率を考慮すると赤字か収支トントンになるのだが、pay払いであればポイント還元がそのまま手元に残る。 pay払いの上限  国税庁のwebではpay払いの上限は30万円であり、それ以上は支払い不可の様な記述となっている。  この記述では30万円以上はダイレク

          国税納付のpay払いは分割可能なのか?

          SIerに入社して歳とったらどうなるの?

          いきなり結論。  以下を読んでください。終了。 https://qiita.com/comware_tkonishi/items/dd2f59d8b71df1f0c456?utm_content=buffer66260&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer&fbclid=IwAR2bNMNkDrBQ3eg8SZX9iH73hOt_HdBNXW0M8i3Ni7SUt53Y-ykjHTa9N

          SIerに入社して歳とったらどうなるの?

          50歳超えで外資IT転職

          はじめに  最近、50歳超えでも中途採用実績が増えているという新聞記事があった(このnote記述は2023年1月)中高年転職を考えている人は、私の実例が参考になればと思うのでまとめてみた。なお、私は転職時51歳で高度専門職(ITアーキテクト)に相当する。 50歳超えに需要は存在するか?  結論から先に言えば、高度専門職には一定の需要がある(あった。後述)実際にオファーは複数社から得ており待遇は上昇している。ここで留意が必要なのは、ありとあらゆる点で文句なしの転職にはな

          50歳超えで外資IT転職