国税納付のpay払いは分割可能なのか?


2023年の国税納付手段


 2023年より国税納付方法にpay払いが追加された。これは従来のクレジットカード払いと異なり、納付手数料を必要としない。クレジットカード払いの納付手数料は概ね0.8%程度のため、ポイント還元率を考慮すると赤字か収支トントンになるのだが、pay払いであればポイント還元がそのまま手元に残る。


pay払いの上限

 国税庁のwebではpay払いの上限は30万円であり、それ以上は支払い不可の様な記述となっている。

※ 納付しようとする金額が30万円以下の場合に利用することができます。
※ 納付しようとする金額が30万円を超える場合は、ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)やインターネットバンキングによる電子納税などが便利です。その他のキャッシュレス納付手段についてはこちら をご覧ください。

https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/smartphone_nofu/index.htm

 この記述では30万円以上はダイレクト納付等が必要と読めるのだが、分割して納付するのも可能という市井のweb記述も見かける。

推奨はしないが技術的には可能

 結論はどうなのだろうか?税務署に電話で確認したところ「推奨はしないが可能」の旨回答を得た。
 pay払い納付では納付者情報を手動入力する。分割納付した場合、前述の情報に差異があると消し込みが難しいという事情があるのだろう。この辺、マイナンバーを入力させれば解決する気もするが収納代行企業としては扱いたくない情報なので、難しいのだろう。

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