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Go Forward 灼熱の渓

#70|フライフィッシング/FlyFishing 
2024年7月7日(日)/新潟県上越地方/午前8時00分~お昼過ぎ/平場の最高気温は35.8℃/水温不明

夏らしさがにじみ出る青空

全国的にこの日は今年1番の暑さに見舞われた。新潟県上越地方は梅雨入り後、度々雨は降っているものの、期待のまとまった雨はお預け状態。連日の暑さの影響で、魚の活性はいまいちと予想していたのだけれど、心のどこかに一抹の期待が。こうなると、「迷うぐらいなら行け」の精神。梅雨の晴れ間のホームリバーをのぞいてみることに。

迷いから出遅れたとあって、到着した渓の車止めにはすでに先行者。いつもの光景だ。

川辺へと降りると、梅雨だというのに、ほとんど水量に変化なし。ギラギラと照りつける太陽がとにかくまぶしい。ドピーカンのこんな日は、涼しい日陰で……イワナも心境はきっと同じに違いない。ひっきりなしに釣り人が出入りしている痕跡もあり、魚の出はすこぶる鈍い。

度重なるプレッシャーをかいくぐり、経験値を上げ、賢さが増したイワナとの知恵比べ。一筋縄ではいかないもの。それでも、数少ないチャンスをものにできれば、たくましく成長を遂げた大イワナに出会える可能性が十二分にあるわけ。

それにしても暑い。実績十分のめぼしいポイントでも反応は音沙汰なし。心折れる寸前だったのだけれど、「諦めたら終わり」と言い聞かせ、汗をぬぐって前へ前へと前進。

淵の流れ込みからの巻き返し。良型が期待できる穴場。上流へと巻込む流れに毛鉤をドリフトさせられるかどうがかがポイント。岩陰にフライを落とし、ラインを送って毛鉤を流れにのせると……

少しやせてはいるものの、32センチのスレンダーなイワナがグイグイとロッドを曲げてくれた。心救われ、疲労感が吹き飛んだ瞬間。引き際の難しさを垣間見た釣行だった。

しばらく釣りに行けそうにないのだけれど、次回は真夏の8月上旬か?飛び交うアブをどう攻略するか……対策を万全に挑みたい。

<TACKLE>
■ロッド:fenwick イエローグラスⅡ トリプルアップル FF733-3J
■リール:Hardy Marquis #4
■ライン:DT #3
■リーダー:TIEMCO LDLリーダー 13FT 4X


FF.BUM(エフエフドットバム)
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Profile
1979年生まれ。2007年に新潟県上越地方に移住。自由と孤独を愛する西洋式毛鉤(フライフィッシング)釣師。いかにして豊かな人生を歩むか、模索の日々を邁進中。
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