見出し画像

[オランダ生活] ともだち

だいぶ日が延びて、夜21時でも明るい空を見て娘が「まだ夜じゃないから寝ない!」という面倒なやり取りをする季節になりました、さやです。

オランダに住んでもうかれこれ7年、仕事も頑張ってますが今日はプライベートの「お友達」について書こうと思います。

私はオランダの片田舎に住んでいるため駐在員がいたり外国人がたくさんいるエリアではない上、アムステルダムやその周辺、大学がある街など、たくさん人がいる街でもないため、
出会い少なめ、出不精も手伝って友達少なめです。
むしろこの街には知り合いはいても友達と心から呼べる人がいない....気がします。
(すごい悲しい記事の始まりw)

友達作りって大人になってからだと本当に大変なんだなと6歳の娘と比べて痛感しています。

もちろんこれは日本に住んでいても同じことだと思います。

声を大にして言いたい!

大人になったら友達作りは究極に困難!


小中高、学生時代を共にして
苦楽を共有、
流行ったものや、学校の行事、
喧嘩して仲違いしたことがあっても
学校や団体という大きな括りがあって、
嫌でも顔を合わせ、
生活を共にしたことで
心から友達と呼べる人が何人かできるのです。
クラスや学校の全員と仲良くなるのは無理です。

こういう友達と出会ったのは....
私の場合は主に日本の学校で、日本人と、という同じ言語や文化を元々(比較的)簡単に理解できる人たちとのケースです。
そしてそこに若さや無垢さも加わって、親友を作りました

さて、外国に来てどうでしょう?

カナダ留学の時のカナダ人のお友達とは繋がっていますが
流石に「親友!」と呼べるお友達はいません。
当時19歳-20歳くらいでしたがやはり英語を勉強している身。対等に現地の子とやりあえたかというとそれは違うなぁと思います。

オランダ留学時代のお友達はもちろん何人かいますが。
今も頻繁に連絡したりする友達というのは実は「オランダ人以外」の友達。
私の場合は主に日本人とドイツ人です。思い返してもオランダ留学時代によく一緒にいたのはごく僅かなオランダ人と大勢の外国人(同じ留学生たち)だったなぁと思います。
ちなみにこの時オランダにいたお友達(日独の友達)はみんな揃って母国にいます。

英語圏ではない国に留学生でくるとどうしても英語が共通言語になり、現地の子はすでに現地の友達がいるのです(私の場合:オランダ人学生はすでに小中高のオランダ人のお友達が地元に大勢いるから外国人のお友達とずっとつるむわけではない)
なので、ごくわずかな国際交流したい派のオランダ人と、母国に友達はいっぱいいるけど今は留学中で外国にいるから、という留学生が多くの時間を一緒に過ごすのです。
(週末になるとオランダ人は実家/地元に帰り、留学生だけが街に残る=一緒に遊ぶの構図が出来上がります)
学生ですから学業で忙しい時はあっても、自由な時間は全て自分のもの!若いわけですから、一緒にバカやって遊びまわって、恋バナしたり、色々あったりで青春を一緒に謳歌するのです。
独身であることが自由を呼び、楽しい時間をたくさん「友達」に費やせる、フットワークが軽いというのも手伝います。

それがどうでしょう
この過去7年、オランダに越してきて結構な年月が経ちましたが
大して友達はできないし、できにくい。

上記にも挙げましたが

オランダは英語圏ではない
オランダ人にはすでに親友がいる
独身でない
子持ちで好き勝手遊びに行くこともない
仕事している(私の場合は不特定多数と働くからグループはない)
住んでいるところが田舎

これが主にできにくいと思われる理由です。
それでも幸運なことに友だちはできるのですが、
どうしても外国人が多め。

というのも移民としての経験を共に分かち合えるから
この国文化に疑問を同じように持てたり
言語も同じように苦戦するから
ニュートラルに付き合えるのです。
大人なんだけど赤ちゃんみたいな関係性です。
これがお互い独身同士、身軽だったら時間をもっと共に有すことができるから、もっともっと深い関係(より仲良くなれる)と思うのです。

対オランダ人となると
昔の流行はよくわからないから話についていけないこと多い
言語もネイティブでないからたまに理解できない
文化が違くて共感できない
そもそもオランダ人だけで出来上がってる長年のお友達の輪には入れない

これです。

こないだ旦那さんと喧嘩になりました。(内容は割愛します)
その時に最終的にここに辿り着きました。

「お前が友達が少ないのがいけないんだろ」
と言われたのですが
「それは違う!」となったんです。

旦那さんの言い分は
1. オランダ人の親しい友達を作らない
2. 輪に入って行こうとしない
3. 外国人(や日本人)としか遊ばない
4. ソーシャルライフが狭い

と言われたのですが
全面的に反論しましたwww

反論1.
すでに学生時代を共に過ごした心許せる友達を持ったオランダ在住オランダ人がわざわざ最近きた外国人を親友にする必要がない(言語・文化が違うため分かり合えない)

反論2.
ここで過ごした年数が長いオランダ人の輪に入るには、私はまだまだ外国人すぎて共感できる共有トピックが少なすぎる

反論3.
上記の理由があって、同じ境遇の人とは仲良くなりやすい
ただ外国人や駐在の場合、国に帰ったりする事情がある(もしくは帰省するパターン)ためいつも一緒に過ごすことはできない
せっかくできた友達も離婚とかあれば帰国してしまうから=友達を失う=自分の理由で友達を失っているわけではない

反論4.
ソーシャルライフとしてみた場合私のほうが旦那さんよりもそれこそ外国に友達はいるし、いろんな人と話すし、顔見知りは多い
母国でと舞台を移せば、旦那さんがオランダで持ってる友達よりも日本での私は友達がいっぱいいると言えそう。
ソーシャルライフが狭いなんて言われる筋合いはない

ソーシャルライフといえば、やはり子供がいるため夜は遊びに行きにくいし、
仕事が不規則なため習い事もなかなかしにくい、行きにくかったする(田舎だから尚更)
頻繁に出かけることが物理的(交通関係)に難しい。

旦那さんに言いました
「たとえば外国に住んで、7年。あなたが今つるんだり遊んだりしてる地元の友達みたいな友達、その絆と同じような友達関係を築ける?」
「外国でなくてもいい、このオランダで、オランダ人と新たに高校時代の同級生と同じくらいの友情関係を築ける?」

それを言ったら納得してました。


今日本も昔より多くの外国人が移民として住んでいたりすると思うのですが、やっぱり日本人の私たちからすると「外国人だけで集まって!」と思うかもしれません。
でも私が今の立場から言えるのは、本当は現地の友達は欲しいけど難しいというのが本当。
言葉で劣ってることも、文化が違うことも少し引け目を感じているかもしれません。
大人だから簡単に溶け込めない。
母国語だったらいろんなこと言えるけど、どうしても外国語じゃ劣ってしまう。

逆に自分が日本にいて外国人と今いる親友たちを超えての友情関係を新たに築けるか問われたら、自信はありません。敢えて作りたいのか?とも思ってしまいそう。

大人になってからの友達作りというのは、やっぱりどうしても難しいんだな。


でもみんなそう思ってるわけだから、実は自分のこの謎に確信しちゃってる考えを、もうひと先、ぶっ壊していけば実はまだまだ大親友ができるチャンスがあるのかもしれないと密かに思い出した今日この頃です。
みなさんはどう思います?
6歳の娘に友達になる方法聞いてみようかな。

それでは、また!Doei!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?