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アイデア次第で可能性は無限大じゃん、って思ったはなし

こんばんは。
昨日今日とRAKUTEN OPTISM2021のウェビナーを試聴していました。
いくつかのセッションを観た中で僕が一番印象に残ったセッションがこれ。

ビジネスの未来〜昭和の価値から令和の価値へ〜
山口周さんの話でした。

感覚的にはわかっているけど、言語化できていなかったこと。
ズッシリ納得感がある説明で、確かにそうだ!と思った。

まず、時代とともに人の価値観は変わっている。(価値のシフト)
昭和の頃、経済が著しく発展していたときは、何よりも役に立つものが市場から求められ、売れていた。

しかし、今は役に立つものは市場に溢れている。便利なものは沢山ある。
利便性、機能性が劣っていても、今、価値があるもの。
それは「意味があるもの」である。

昨年の日経新聞の記事でこんなものがあった。
”アメリカでレコード販売がCDを逆転、1980年来初”
圧倒的にCDの方が便利にもかかわらず、レコード販売が上回った。
レコード自体、もしくはそれで聴くことに意味があるからではないか。

それ以外を例に挙げても、
日本のファミリーカーは燃費が良く、乗車人数、オプションも優れており価格のバランスがいい。どう考えても役に立つものだ。
しかし、燃費は悪く、乗車人数も少ないベンツ、BMW、フェラーリ、ポルシェの方が価格は高いが、日本のファミリーカーより人気がある。
もしくは何十年も前のビンテージカーなんて、機能性で言えば最悪だ。
それでも市場では何億円もの価格が付くものもある。
これはひとえにそのもの自体に意味を見出しているからに他ならない。

また、役に立つものは収斂する、レッドオーシャンになるが、
意味があるものは発散する、ブルーオーシャンになる。
とも言っていた。

確かに役立つものであれば、ちょっとしたサイズや重さ勝負になったり、価格勝負になるだろう。
意味があるものであれば、それ自体に人はオンリーワンの価値を見出すのだから分散しやすい。価格勝負なんかにはならないだろう。

これは最近のNFTブームにも直結するのではないかと思う。
NFTなんてのは、役に立たないものの典型例ではないか。
そんなものに何億もの値がつくことがあるのだ。

なーんだ、アイデア次第で可能性は無限大じゃん!

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