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Spanish Joint

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スペインでの滞在ログ。生活の様子、考えたこと、情報など。
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2017年4月の記事一覧

06 部屋を借りる

06 部屋を借りる

ひとまず僕が転がり込んだのは、バルセロナの旧市街地のラバル地区の中でもど真ん中のエリアだった。
バルセロナに渡る数日前に一ヶ月だけ住む部屋を確保して、現地で街を見ながら探そうと思っていた。こうして自分の生活のリアリティの中で住宅を探すというのはアクションリサーチの一環だと思うからだ。
観光客としてやってくるのとではまるで違うまなざしになる。

さて、僕がコンタクトしたのはバルセロナに住んでいる日本

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05 バルセロナの観光規制の新法案の記事

05 バルセロナの観光規制の新法案の記事

 2017年の1月27日付のガーディアン紙の記事に、バルセロナ市の観光規制に関する法案が掲載されていたので、以下に翻訳して引用する。引用元はこちら。

Barcelona cracks down on tourist numbers with accommodation law
バルセロナ市は法案にもって観光客の削減へSpanish city passes law to limit number

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04 バルセロナの住宅事情

04 バルセロナの住宅事情

 スペインで3ヶ月以上の住むには、法的にはNIEが必要であることは述べた。しかしNIEを持っていたとしても、バルセロナでは物理的に住むのは大変な状況にある。というのもバルセロナの地価は僕の予想以上にこの数年で高騰していたからだ。
 僕はこちらへ来る前に住む場所を確保してこなかったのだが、来てみてからいかに条件が良い場所を見つけるのが困難かを思い知らされた。具体的な家探しのプロセスの前に、なぜ大変な

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03 法的に住む

03 法的に住む

 4月の第1週は生活の基盤固めに奔走して終わる。日本に居れば当たり前のように手にしているものが、こちらでは1から獲得せねばならないからだ。今回は住む部屋は一月だけ確保して後は現地で探すというプランで来た。しかし思った以上にバルセロナでの家探しは大変な状況にあることがこちらに来てわかった。
 それは別で詳しく書くことにして、本格的な家探しの前に必ずせねばならないことをメモしておきたい。それは、NIE

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02 物と街

02 物と街

闇の中で目を覚ます
ホテルアネト114号室の窓はとても小さいので、光が差し込まない。
日本から持ってきた大きな荷物は、二人で4つ。
100リットルのトランクが二つ。
一つはインタネットで買った安いトランク。
もう一つはブラニフのしっかりとしたトランク。
それにクルセイダーズという110リットル入るリュックが一つに、赤いボストンキャリーバッグが一つ。これも80リットルは入る。
この4つに加えて、それ

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01ユーラシア大陸の横断

01ユーラシア大陸の横断

 KIX発10:00のルフトハンザにてフランクフルト経由で、バルセロナへ。
飛行機内は空いていて、隣には人が座らなかったので快適に過ごす。日本では執筆に追われていたので、まともに映画を見る時間も本を読む時間もなかったので、機中ではそういう時間を持つことにする。

 フランクフルトに着くまでの間に、「ジェイソン・ボーン」(2016)、「君の名は」(2016)、「天使と悪魔」(2009)の3本を見る。

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