私とフルート Vol.2
以前の投稿で私とフルートの劇的な出会いをお話ししました。
今日はフルートと出会ったことによる驚くべき効能についてお話ししたいと思います。
フルートで肺炎がなくなる!?
もちろんフルートを吹いていること、ただそれだけで肺炎にかかりにくくなることはありません。
しかし、フルートを始めたことの副産物として実際に肺炎の回数が劇的に減りました。
というのは以前お話’ししたかもしれませんが私は重症肺炎を2回と数えられない数の誤嚥性肺炎を繰り返してきたため、右の肺の下1/3位が、細胞が死んでしまったことにより機能していないそうです。
だから私は24時間365日の在宅酸素が必要になりました。
在宅酸素を使っているのにフルートを吹くということは、一見するとせっかく鼻から酸素を取り入れているのに、それを口から出してしまうようにも思えます。
私も最初はそう思っていました。
その考え方はちょっと違うんだよ、とみなさんにお伝えできればいいのですが、うまく表現できないのです。
実際フルートを始めた頃の私は、今思うとフルートを効率よく鳴らすことのテクニックがなかったため、自分では滑らかにしなやかに吹いているつもりでも、聞いている方が苦しくなってしまうような吹き方しかできませんでした。
それは前回のフルートの先生や甥っ子とのアンサンブルでもよく分かると思います。
ハイブリット(自分に優しく肺にも優しいエコ)な吹き方
自分を痛め付けない、エコな吹き方を知ったのは新しいフルートの先生との出会いがきっかけでした。
Beginnerの私からここまで信じて教えてきてくれた先生には本当に感謝しています。
それは最初の先生がご都合で辞めるとおっしゃり、必死になって探したA先生と札幌を拠点にフルーティストとしての活動をされている立花雅和先生にお世話になってからでした。
どうやら私は意外と肺活量があるのではないか?
ということから話が膨らみ、それまで出していた息の量を半分、もっと減らしていいと言われました。
私としてはチューバと同じ肺活量がいると知ってから、唇の息の出る穴(アパチュア)を大きくなるべく大きくとして来ました。
しかしどちらの先生からも、
「10cm先にあるろうそくの火を静かに消すように」
と言われ正直、
「そんなので大きなホールなどで通用するの?」
と思いましたが、やらなきゃ分からない!!
ただ、それまでの癖が未だに抜けません。
しかし、徐々にほんとにゆっくりですが、先生方のおっしゃっていることを実現できるようになってくると、今まで2小節しか続かなかった息が、3小節そして5、6小節くらいなら自信を持って吹けるようになってきました。
結果フルートと肺炎の因果関係は?
実は私もはっきりとは分かりません。
しかしフルートを始めた2016年~2017年はしょっちゅう誤嚥性肺炎で入院していましたが、ここ2年程は1年に2~3回になってきました。
しかし、私は今でも酸素を外したままだとゆっくりゆっくり血中酸素濃度(SpO2)は下がっていくので、肺の機能自体は4年前と変わらないんだと思います。
でも、意識して唇の周りの筋肉を、喉の機能を使うようになった事は確かです。
それらがうまく連動して働くことで喉の異物を排出する機能が向上した、とSTの端くれなので理解しています(笑)。
さぁみなさん、Let's play flute with me!!
つたない記事ですが、サポートしていただくと俄然やる気が出ます!!🙂🎶 私の"やる気スイッチ"も入りますので、あなたの心に響いたらぜひよろしくお願いします。