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宮沢賢治の「やまなし」にフルートの音色で効果音♪

朗読のお供にフルートの音色を…と、たまに頂くこのようなご依頼。

演奏活動をしている私ですが、即興は苦手というか、自分では得意ではないとかんじてるので、お仕事として依頼があっても過去になんどかお断りをしていました。

思いついた音があっても、知ってるメロディーでも遅く音楽を始めたわたしに絶対音感がないので、難しいと感じるので避けて通ってきました(汗)

それでもまためぐってくるこのようなお話に、一大決心をして立ち向かって(笑)みようと挑戦させていただきました。

言い訳ばかりですが、そもそも吹奏楽出身の私は、曲中の一部にソロが回ってきたら大喜びでのびのび演奏させていただきますが、何も楽譜のないところから音を作ったり、そもそも舞台でのソロ演奏は、巷のピアノ発表会のゲストくらい…。

それでもここ10年は特にたくさんの演奏活動をしていく中で、いろいろ経験んを積ませていいただき、毎月のミニコンサート参加、幼稚園での演奏、福祉施設やイベントなどでの60分の単独コンサートも割と難なく出来る様になってきた自負もあります。

いままでの経験が通用するかどうわからないけれど、挑戦することにしました!

タイトルの通り、題材は宮沢賢治の「やまなし」
「山は有っても山梨」県の出身です※これが言いたかった(^^♪

原文をしらなかったでの、調べてみたら聞いたことがあるお話でした。
多分小学生のころ…

今回は主に未就学児の親子を対処としたホールイベントですが、大人の方が聞いても解釈の別れる今日海深い内容ですね。
お孫さん同伴でいらしていただきたいステージでもあります。

このお話にどんな音を入れようか…

冒頭のタイトルに「五月」の文字があります。

五月と言ったら、久石譲ファンの私には、トトロの「五月の村」が真っ先に浮かぶ(笑)

これは有名で直球すぎるので、もちろん却下!

…しばらく考えて、フルートのエチュード(練習曲)の一節や、最近好きなバロックのメロディーから拝借できそうだと気が付きました。

バロックといったらフルート吹きの私としてはテレマン♪

テレマンの12のファンタジーなら短いモチーフがいっぱいで、よりどりみどり選べます(^^♪

これなら私でも出来そうかと、早速楽譜と格闘する事、数時間。
物語の内容も思い描きながら、アイディアがたくさん浮かぶ。

その中から私でも演奏可能なフレーズを選んで、フレーズの最期をちょっだけ工夫して…

日を改めると、また違ったメロディーを付けたくなったり…。

そんな作業が、当初抱えていた不安よりも、興味を持って考えることが出来てとても楽しい作業となりました!

数々の演奏シーンでも、お客様の年齢に合わせて、多少の演出を付けたりすることもあるのでその経験のお陰ですね。

3日後には本番のステージです!!
朗読の後にはコンサートの時間もいただいたので、そこでは「五月の村」をはじめとした”トトロメドレー”を独自アレンジした内容で演奏します。

上手く演奏できますように♪



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