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【詩】しあわせ 作:結花(ゆいか)

「シアワセ」って何だろう

改めて考えてみる

裕福なこと
学歴があること
立派な職業についていること
人に誇れる特技があること
人脈があること
容姿に恵まれていること
結婚していること
子供や孫などの家族がいること
誰もが憧れる生活をしていること
挫折しないこと
苦労しないこと
失敗しないこと

確かにこれらは
「幸せ」を構成する要素なのかもしれない

けれど
どれも表面的でなんかピンとこない

表面的な「幸せ」を他人と比較して
胸がザワザワすることもある

この状態は果たして
「シアワセ」と呼ぶのであろうか

本来「シアワセ」は自分の中で感じるものではないだろうか

私はある時「幸せ」を見失った

というよりも表面的な「幸せ」しか見ていなかった

本当の「しあわせ」とは何か
本質を見抜いていなかった

空がきれい
花がきれい
動物が可愛い
風が気持ちいい
太陽や月が美しい

ささやかな趣味が楽しい
思いやりや優しさ 温かさのある人々に囲まれている
隣の人と笑い合える

食べ物が美味しい
立てる
歩ける
眠れる
呼吸できる
帰る家がある

こんなの当たり前だよ

そう思う人もいるだろう

でも
これら一見すると当たり前に見えることは
実は当たり前ではない

ある日突然
事故や病気 戦争や自然災害などによって
失ってしまうことがある

その時初めて
これらがとても奇跡的なことだったことに気づく

「しあわせ」は大きな何かでなくても良いのではないか
また向こうから自然にやって来るものでもない
自分自身で見つけていくものだ

平穏な日常の中に
小さな「しあわせ」はたくさん溢れている
それをたくさん見つけられる人が
本当の意味で「しあわせ」者なのではないか

そして苦労や挫折
失敗などのマイナスの経験

一見すると不幸だ

けれど後から振り返った時
あなたが強くなり
笑えるようになったとしよう

そうすれば
それもきっと
「しあわせ」の形の一つだ

どん底にいる時は
目の前も 未来も 真っ暗で何も見えない
どこにも進めない

しかし
決して希望を失わないこと

私は今この瞬間にある「シアワセ」を数えてみる

そして今ある「シアワセ」に感謝して
今日もゆっくり歩み出す

ーーーーーーーーーー
【解説】
「幸せ」、「シアワセ」、「しあわせ」にそれぞれ違う意味合いを持たせて表記を変えています。

◯幸せ:表面的なもの、目に見えるもの、立派なもの
◯しあわせ:本質的なしあわせ、目に見えないもの、ささやかなこと
◯シアワセ:幸せとしあわせの両方、どちらも否定しない

「幸せ」に拘るのもいいけど、「しあわせ」にもフォーカスしてみませんか?
そしてどちらの「シアワセ」も大切にしましょう😌

花鳥風月、日常の何気ないことも入れました。

※初版は全て句読点がついていました。
また、初版から変更した部分が3点あります(現在は2版)。
以下の通りです。↓

1.結婚してる
→結婚している


2.けれど、どれも表面的でなんかピンとこない。
SNSではこれらをお互いに見せつけてマウントを取り合っている人達もいる。

正直、くだらない。
他人(ひと)のことなんてどうでもいい。

けれど
どれも表面的でなんかピンとこない

表面的な「幸せ」を他人と比較して
胸がザワザワすることもある

この状態は果たして
「シアワセ」と呼ぶのであろうか

3. どん底にいる時は
目の前も 未来も 真っ暗で何も見えない
進めない
→ どん底にいる時は
目の前も 未来も 真っ暗で何も見えない
どこにも進めない


私自身、「しあわせ」の本質を見抜けているか分かりませんが、経験から感じたことをそのまま詩にしました。

この詩を朗読してくださる方、大歓迎です!
事前にご連絡いただければ嬉しいです。
朗読の際は、
#結花の詩 #気まぐれ結花の詩
のハッシュタグをつけていただけると助かります。
よろしくお願いします。

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