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回転寿司の事件に思う

もうほとんどの人が認識していることでしょうが、件の回転寿司の事件。
何件もの類似事件が立て続けに発生していて、世も末かと思う様相を呈してますね。

ネットを検索していたら、多くの人が犯人及びその周辺を批判していますが、なかには擁護というか何をそんなに騒ぐ必要があるのかという意見もあったりします。

こんないたずらは以前からあり、今はネットの普及で可視化されてきただけとか、所詮こどものいたずらでしょ、昔なら拳骨の一発でもくらわせて済んだことでは?などという乱暴なコメントもあったりして驚きます。

また、そんなに回転寿司が嫌ならちゃんと一品ずつ提供する寿司屋に行け、というような無茶苦茶な発言をしている輩もいるので驚愕です。
人件費の削減のために、人を減らしサービスを疎かにしてきたツケだろう、などと言うとんでもない理論を展開しているので呆気にとられます。

この事件は、回転寿司が提供してきた、安価で美味しいお寿司を楽しんでもらうというコンセプトを根底から覆す出来事です。
廻っているお寿司には、そんないたずらなど誰もしないという日本人の、いってみれば性善説に基づく営業形態を真っ向から否定する許しがたい事件なのです。

回転寿司がどれほど多くの人々を魅了し、その食欲を満たし食生活に寄与してきたか。
一般の寿司屋はもとより、大阪の新地や京都の祇園などの高級鮨店の何倍も、いや何十倍もの集客をしてきたことでしょう。

飲食業界における貢献度はとても大きいものだと思います。
その回転寿司という業態を根底から脅かす仕業です。
厳罰に処してしかるべきでしょう。

ほんとに腹立たしい事件です。


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