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モンブラン マイスターシュテュック 146

愛用する文具たちについて、雑感を記していきたいと思います。

記念すべき第1号は何にしようかと少し迷いましたが、
やはり愛用の万年筆を。
モンブランのマイスターシュテュック146(EF)です。

イギリスからやってきた

手に入れたのは2012年。ヤフオクです。
保証書まで一式揃っていたのでまず本物だろうと判断し、落札。
送料は出品者負担だったので気にしていなかったのですが、
出品者はイギリス在住の日本人女性の方。
随分長い旅をして、わたしのもとにやってきてくれました。

購入後、短期間の使用のみでしまっていたとの説明通り、
中でインクが固まっていたので洗浄。
書き心地も問題なく、早速使いはじめたのですが、
しばらくして尻軸からインク漏れ。
要修理と相成りました。

モンブラン銀座本店での修理

当時は東京在住でしたので、モンブランの銀座本店に持ち込むことにしました。
まず本物だと思っていましたが、
修理に出せば疑いなく明確になります。

結果、本物。
元々使用感のない綺麗な個体でしたが、
ペン先の調整もしてもらって、なんだか新品のような状態になって戻ってきました。

執筆の相棒

その後、今年で10年になりますが快調そのもの。
わたしの書き癖もペンが受け止めてくれ、
全くストレスなくするすると書けます。

わたしは仕事柄、原稿を執筆する機会が多いのですが、
いきなりPCに向かうことはしません。
詳細なノートを作成してから、画面上に文章を紡いでいきます。
そのノート作成で、現在も146はファーストチョイスの万年筆です。

146を眺めていると、その時々の執筆状況が浮かんできます。
一気呵成に書けたなあ…とか、難産だったなあとか。
当然良い思い出ばかりでは無いですが、それもまた人生。

10年後のわたしは、どんな感慨を抱くのか。
それはこれからのわたし次第です。

これからも146と共に、歩んでいきたいと思っています。

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