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ゲームにおける『ボリュームがある=良いこと』なのか

 ゲーマーの皆さんはゲームを評価するときにどういう点を重視しますか?
ストーリー、キャラデザ、音楽、グラフィック、難易度などなど様々な要素がある中で『ボリューム』もその1つとして挙げられることは多いかと思います。

 最近の私は『大ボリュームのゲーム』と聞くと長くその世界に浸れる喜びと、時間がかかってしまう苦しさの両方を感じるようになりました。

 ゲームに関するとあるPodcastで「今は単純にやりこみが多いことを喜べない」とお話されているのを聞いて、似たようなことを考えている方がやっぱりいるんだなぁと思いました。その方も他にやりたいゲームを抱えている方で、やはり積みゲーを崩しづらくなることを危惧してのことでした。

 じゃぁやり込まずに終わればいいじゃん、って思う方もいるかもしれませんが、そこは性分ってやつなので……。

 ゲームを宣伝する際、この『ボリューム』は一押しポイントのように挙げられることがあります。単純にたくさん遊ぶことができるからというのもありますが、ボリュームが多くなる理由は、広い世界を旅するから、壮大なストーリーがあるから、たくさんのやり込み要素があるから、といずれもゲームが評価されるポイントが含まれているからこそだったりします。AAA級タイトルはその3要素が特に目立っているような気がします。(ゼルダとか、ドラクエとか、FFもそうかもしれないですね)そういうタイトルをプレイし慣れている人にとってはボリュームが少ないと物足りないと感じることもあるかもしれません。

 ではボリュームが少ないことは悪いことなのかというと、これも一概にそうとは言えません。短いながらもその中に濃密な体験が詰め込まれていたりすると、まるで名作映画を一本見終わったかのような余韻や満足感を得ることができます。最近は少しずつインディーゲームも触るようになったので、そういうものもあるんだと特に実感しています。

 大ボリュームのゲーム、それは自由に使えるお金はないが時間はある、そんな子供時代では重宝するものでしたが、真逆の状態になってしまった社会人にはなんとも相性が悪いような気がしています。適度なところでやり込みを終えたり、2作品を並行してプレイしたりなど対策はいくらでも練られそうではあるんですけどね。

 そんなわけで私はボリューム重視説はほどほどにすべきではと考えています。程よいボリューム(私だと多くてもクリアまで70時間ぐらいが嬉しいかなぁ…それでも多いかな?)のなかで、濃密な体験が得られれば、楽しかった!よし次行こ!と移れるような気がします。量より質!もちろんこれはあくまでもゲームを多く積んでいる私の意見で、世の中には特定の作品、特定のシリーズのみをたっぷりと楽しみたい方がいることも承知しています。

 今日はドラクエ11のボリュームに驚愕しながら、なんとなく日頃から気になっていたことを吐き出してみました。(もちろん楽しんではいますので誤解なきよう!)積みゲーの多い皆さんはボリュームとどう向き合っていますか?

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