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3Dプリンタ自助具製作インタビューvol.1

実際に3Dプリンタで自助具などをつくっている方々に、「始めたきっかけ」や「つくったもののご紹介」、「具体的な現在の思い」などをお伺いしてみましたので、是非ご覧になってみてください。

インタビューした人:林 園子(FabLab Shinagawa Director,作業療法士)
今回のゲスト:梶山さん(障害当事者:筋ジストロフィー)

概要

筋ジストロフィーという疾患により、子供の頃から、運動機能に障害のあった梶山さんは、メイカソンへの参加をきっかけに、3Dモデリングを始めました。そして、自分で製作を最後までやり遂げたいために3Dプリンタを購入しました。
中学時代は、手が動かないために、好きだった「工作」は低い評価を受け悔しい思いをしていたそうです。CADと3Dプリンタで、好きだった「工作」に取り組むことができるようになりました。自分の自助具を自分で3Dモデリングし、製作することができています。
しかし、まだ一般的ではない3Dプリンタの操作は、介助者の方と共通言語で課題を共有しにくく、ネットにも具体的な解決策の情報が少なく、トラブルをすぐに解決できないことは、継続への課題だと感じているようです。
障害がある方でも、できなかったことができるようになる可能性があるので、とにかく「やってみると良い」、と梶山さん。
見事な視覚センサーを用いた3Dモデリングを、是非ご覧になってください。


インタビュー動画

考察

センサーなどを用いて3Dモデリングができることで、手が動かなくても工作ができるって、最高にクールで、希望がありますね。

ICTやデジタル機器の活用で、学校教育は「主体的な学び」というパラダイムシフトのみならず、包摂的評価への移行が必須になりそうです。
これまでの、「多勢」のためのシステムが、「個性」を社会から切り離し、全体としては大きな損失であったことがどんどん明らかになっていくんじゃないかと感じています。
教育のみならず、ヘルスケアも同様に変わっていかないといけないですね。

3Dプリンタの活用に関する情報が少ない件に関しては、例えば、プリント状態の画像を入れると、可能性のある改善方法が一覧で確認できるサイトなどがあると、一気にモチベーション維持できる人が増えるのかもと考えました。まだそのようなシステムはないようなので、今後の課題として、提起しておきたいと思います。


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