【Vol.16】「為替リスク」
皆さんこんにちは、FLSGの菅原です。
世界的なインフレがピークアウトしつつあり米欧の中央銀行が利上げを見送る中、ドル円の為替レートも151円→141円(執筆時:2023年12月)と一気に動き出し、このまま“円高”に向いそうな雰囲気が出てきました。
(実際には為替は様々な要因で動きますので、この先はわかりません)
そんな中、オフショア積立て投資の契約者様の心理にも変化が出てきています。
昨年から続いていた毎月の積立て金の「減額」や「停止」のご依頼が、
1ドル150円を超えていた頃と比べ明らかに減ってきました。
ホッとしている方も多いのではないでしょうか。
コロナ前は、「将来、1ドル150円や200円になるかも知れない」なんて話しても、間に受けてもらえない事も多くありました。
しかし、今は違います。
マスメディアの影響もあり、円安のリスクがかなり多くの人たちと共有できる様になったと思います。
その円安のリスクが顕在化されてきた中、9月〜11月にかけて各銀行が競い合っていたのが『外貨定期預金キャンペーン』です。
1年預け入れるだけで5%の利息が付くもの。
条件がそろえば、年利9%といった様な銀行までありました。
株式の期待リターンが7%程度ですので、単純にとてもいい条件の様に見えます。
しかし今、預け入れた方全員が円高になってしまった事により“含み損”状態となってしまいました。
金利ばかりに目が行き、為替のリスクを甘く見積もってしまったのかも知れません。
32年ぶりの円安は「資産を円だけで持たない」という通貨分散の意識を高めました。
しかし、その方法は考えなければなりません。
特に外貨定期預金は最も悪い方法の一つである事は、セミナーでも言及してきました。
「銀行だから安心」
「預金だから減らない」
という様な意識ではなく、自分の目的に合った方法で外貨資産を作って頂きたいと思います。
今、外貨投資は“ブーム”と言っても良いと思います。
一方そのブームが大きくなればなるほど、その心の隙間を付く商品や提案は増えていきます。
金融リテラシーは「お金の知識と判断力」です。
もし判断がつかない提案を受けた場合は、様々なジャンルのプロFPが所属する私たちFLSGを
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