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父と初めてのお買い物

息子、久々のじーじに会い、とことん甘やかされる
それでいい
じーじも孫を甘やかしに来るのだから

ここ最近は2~3ヶ月に1回の割合で会いに来てくれる
電車でおおよそ3時間
滞在時間3時間くらい
ほぼ毎回息子の大好きな回転寿司を食べに行き
今ハマっている漫画数冊+ポケモンカードを何枚か買ってもらう

その一連の流れが息子にとって最大の贅沢
なんせ今月誕生日だって言うのに
「誕生日プレゼント何が良い?」
の問いに対して
「う〜ん…俺欲しいもんそんなにないんだよな。
だからポケカがいい!」
と来るもんですから

今回の来訪は珍しく父の買い物もした
何やらお出かけする時のバッグが欲しいとのこと
今まで使っていたバッグがついに壊れてしまったようで

振り返ると父とお買い物に行ったことはもちろんあるけれど
父の物を買うためのお買い物は初めての出来事だったかもしれない
父の求めるバッグが売っているお店を探し
目の悪い父のために
父の求めるバッグを私がいくつか店内からピックアップする

「これはちょっと派手だなぁ」
「これは少し使いづらいかもなぁ」
「こっちの方が高級感があるなぁ」

そんな反応を聞きながら
初めて父の好みを知る

幸い良い感じのバッグが見つかりお買い上げ

続いて洋服が見たいと言う
求める物は半袖シャツと半袖ポロシャツ

それもササっとピックアップしてお買い上げ

なんだか父は嬉しそう
もちろん私も良い感じの物を見つけられて嬉しい

そこで父が言う
「あぁ良いバッグが見つかって良かったなぁ。
多分死ぬまで使いそうだ。」

私は
「そーねー」
と言いながら心の中で
「物持ちの良い父のことだからリアルにそうかもしれないな」
と思う

人はいずれ年老いて死を迎える
まだまだ遠い話しだと思っている出来事は
自分の両親を見るとそんなに先の話しではないんだよな
と感じる今日この頃

心から言えることは
会える内に会っておいた方が絶対に良いと言うこと

と言いつつも
私は母と10年は会っていない
毎日電話はするのだけどね

複雑な家庭に育った複雑な親子関係

そんな家庭環境から学んだ”許す心”
果たして息子から見て私は母としてどんな風に映っているのだろう
そんなことをたま〜に思いながらも
ため息が絶えない息子との夏休み

そんな日々もあと5年もすれば
愛おしくて愛おしてくてたまらない日々になるんだ
私が一緒に過ごした両親との日々を思うようにね!

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