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自分をいつくしむ夜

今晩は亜紀書房さん主催のオンラインイベント「読むことと書くこと」で、若松英輔さんのお話を伺った。参加者から事前に寄せられた質問に、若松さんが片っ端から答えていくという内容のもの。

久しぶりの若松さんのお話は90分という時間を3時間くらいに感じさせる質量で、メモを取る手が止まることはなかった。

「今日」というときに聞けてよかったなあと思う言葉がたくさんちりばめられていた。だが、今は安易にここに書かず、自分のなかで味わってかみしめてから、また書きたいと思う。

今日は朝から「やることがたくさんある!!」という興奮状態でスタートした。忘れないようにとあちこちにメモしておいたTODOがありながら、思いつくそばからやっていろんなことをぐるぐる巡ってしまうという、とっても衝動的で非効率な状態で過ごしてしまったのだけれど、若松さんのお話の中で出てきた言葉によって、そんな自分もまたいつくしむべき存在だということを思える夜になっている。

若松英輔さんの言葉は、本を通してでももちろん心に染み入るものが多い。だけれどもやはり、ご本人の姿と声を通して受け取るものは、言葉としてではなく、存在として染み入ってくるような感じがある。

真剣勝負の試合をしているような感じで、言葉を受け取る側もまた、真剣にそこにいて、真剣に聴いてしまうという影響を、間違いなく受ける。

今日出てきたトピックというか問いを備忘録として残しておこう。メモを見返す前に、これらのトピックを見て、自分の中から何が浮かんでくるか。そんなことを明日以降の自分の楽しみにしようと思う。

●深く読むとはどういうことか?

●本と深く出会うためにしない方がいいことは?

●人に本を勧めるときに気をつけること

●人に読んでもらうことを考えると書く手が止まることに関して

●考えていることを文字にすることの意味は?

●書いたものを捨てることについて

●量と質の両立をするには?

●自分の声を失ったとき、どうやって取り戻せばいい?

●書評をするときに気をつけていることは?

●読むと聴くを続けていると、話せるようになるか?

●読んでいるときに突然まったく違うことを思い出したり、書いているときに全然違うことについて書いてしまい、結局書き終わらないことについて

●独創性は目指すべき?

●読むと書くに影響を与えられた本は?

●希望を失ったとき、何をたよりにすればいい?


若松英輔さんの新刊が発売になっている。まだ届いていないけど、今日のお話を聴いた後だから余計に楽しみだ~☆



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