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未知の道をゆこう

週末までずっと雨の予報が出ていたので、昨日済ませられなかったことを済ませるために、買ってからあまり乗っていない原付で銀行に向かった。

車の免許をとって20年近くになるけれど、車に慣れてしまうと原付に乗るのは本当に怖い。自分が箱の中にいるのと、生身の体で走っているのとではまったく感覚が違う。

道路の端を走っている分には自転車とさして変わらない気もするが、とにかくこわいのが右折をするときだ。どうやって行くと危なくないかなあと、家を出る前に記憶とGoogle mapを頼りに通り道を考えた。

さらに、原付をどこに止めたらいいかわからなかったので、Google mapのストリートビューで、銀行のバイク置き場の場所も確かめた(笑)

2つの銀行を無事に回って帰宅する途中、右折して入る薬局に寄りたかったのだが、ぴったりと後ろに車がついていてタイミングを逃してしまい、結局そのまま家に向かった。

家の駐車場に入るのにも、結構なスピードで車が行き交う道を、しかも信号のない道を右折する必要がある。

後ろから来たトラックがすごいスピードで真横を通り過ぎていく。対向車線のトラックもすごい勢いで近づいてくる。本当に身がすくむ思いだ。慣れるまで、なんどこんな身がすくむ思いをするのだろうか。もしくは、少し回り道をして、この危ない交差点を右折しなくて済むように帰ってくるという手もある。


それでも、自転車よりは大分行動範囲が広がるなあという実感を得た。これまで車があるときしか行けなかったところに、どんどん行くことができる(だんなさんが車で仕事に行くことが多いのでいつもだいたい車がない)。

今度はあそこに行こう、ここにも行こうと、いろいろ浮かんでくる。

思えば小学生の頃、自転車に乗って通ったことのない道を行くことがひそかな楽しみだった。たかが知れている範囲だが……。

近所の散歩も含め「普段通らない道を進む」ということは、物理的な意味でも、精神的な意味でも、私のひとつの「らしさ」にもなっている(と自分では思っている)。迷ったら、通ったことのない道を選ぶ、という。

新しい道を通れば、新しい発見や出会いがある。
これからどんな新たな世界が待っているか。
たとえ身近な地域でも、そこにはたくさんの未知がつまっていることだろう。そんな未知の道を進むのが楽しみだ。


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