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原因不明のかゆみ、その後

前回の、その後です。

新しい皮膚科に通い始めて何回目かに、アレルギー検査の結果が出ました。
結果はまさかの「ゼロ」。何にもアレルギーはないそうです。
「ゼロっていうのも逆にめずらしいくらいだけど」と先生に言われました。

全身の湿疹とかゆみがアレルギーとして起こっているわけではないということはわかりましたが、じゃあなんでなのかはわからない。

引き続きステロイドの塗り薬と、抗ヒスタミン薬、かゆみ止めの服用、そして週に2回の紫外線療法(UVB)を続けることになりました。紫外線療法というのは、中波長紫外線(UVB)を皮膚に照射することによって、免疫反応や細胞増殖を抑える効果が期待できるというもの。

身長より高い三面鏡みたいな発光装置の前にパンツ一枚になった状態でサングラスをかけて立ち、身体の前面と背面に設定した量の紫外線を浴びます。最初は1分くらいでしたが、毎回少しずつ増やしていきます。これまで7回の照射をしましたが、7回目は3分半×両面でした。

時間が短いので「浴びたぜ~」という感じは全然ないです。夜少し日焼け後みたいに赤くなることもありますが、翌朝には消えています。

これが効いているのかいないのか、今のところよくわかりません。以前の湿疹は盛り上がりがなくなり赤みがひいて黒ずんできましたが、日々新たに湿疹が出てくるのでいたちごっこのような感じがします。

先生に「だんだんよくなってきてるじゃない」と言われるものの「でも、新たに出てくるので、よくなっている感じがしないんですが」というと「そういう病気だから」と返されます。「そのうち、治療が追いついてくると思うんだけどね」と。追いつくっていうのは、新たな湿疹の量が減ってくるということらしいのですが。

生活サイクルのなかでは、夕方から就寝中にかゆみが出ることが多いです。日中動いているときはあまり出ません。動いていることがよいのか、何か他のことに意識を向けているのがいいのかはわかりませんが。PCに座ってじっとしているとかゆみが出てきます。

一番顕著なのは、お酒を飲むと瞬時に頭皮がものすごくかゆくなり、続けて身体のどこかしらにバーッと湿疹が出ること。飲んだり飲まなかったり人体実験をしてみた結果です。

あとはおふろの残り湯に入るとすごくかゆくなったので毎回新しいお湯で。服がこすれるとかゆくなるので、インナーはピッタリしたものを着ています。

皮膚科での紫外線療法以外に、海水温熱療法というのに週1ペースで通っています。子どものときのアトピーは海に行くと調子がよくなっていたので、海水で蒸したタオルで身体をあたためていくという海水温熱療法は自分にあっているかなあと思ったからです。これまで3回受けましたが、効いているかどうか、まだ目立った変化はありません。

先週、整体にも行ってみました。首が前に出て巻き肩になっており、骨盤や肋骨も曲がっている。その影響で眠りが浅くなったり、内臓が正常な位置になくて働きが弱っているとのこと。これもしばらく週1で通ってみることにしました。

海水温熱の方に「皮膚疾患の方はシャワーだけで済ませてしまう人が多いけれど、ぬるいお湯でいいのでお風呂は絶対入った方がいい。体温をあげて副交感神経を優位にし、自分の力で免疫反応を正常に戻せるためにもぜひ毎日お風呂に入って!」と力説されたので、毎日20分~45分くらい、39℃~40℃のお風呂に入っています。バスソルトを入れたり、よもぎの入浴パックを入れたり、あとはミントやラベンダーやローズマリーやユーカリなど、そのときの気分でアロマオイルを数滴落とします。

タブレットをジップロックに入れて、Netflixの動画を見ながら20分あたたまり、いったん冷水シャワーで身体を冷やします。シャンプーや体を洗ったあとにまた20分くらいあたたまります。39℃だとかなりぬるいのでこんなんであたたまるのかな?と思いますが、それくらい入るとさすがに汗も結構出ます。でも特にものすごくかゆくなったりはしないので、今のところ毎日入るようにしています。湿疹だけでなく、がんの再発予防としても効果的なので。

そんな風にして治る見込みどころか改善の見込みもあまり見えないまま、前回の投稿から1か月くらい過ごしてきたわけですが、ここにきて希望の光が一筋見えてきました。

それが、オイルです。
かゆみの原因は異物が体内にあることが原因でおこるという記事を読み、だとしたら老廃物としてどんどんどん排出したほうがいいだろうと思い、以前買ったままだったアルガンオイルにラベンダーやティートゥリーを垂らして自分でできる部分をマッサージしてみたのです。

それが2日前のこと。翌朝、目に見えて湿疹跡の赤みがひき、小さくなっていました。皮膚科のUVBや海水温熱や整体よりも、オイルマッサージが一番目に見える効果がありました。

昨晩もお風呂上りに今度はマカダミアナッツオイルでマッサージをしてみました。すると今朝もまた同様に改善が見られました。

オイルが皮膚のバリア機能を取り戻し、植物由来のビタミンがいたんだ部分の回復を助けてくれ、アロマのリラックス効果や消炎効果もあったのだと思います。

6月末から3か月、原因もわからず毎日かゆみと闘いながら、決して人には見せられないくらい全身に広がっていた湿疹が、少しでもよくなるという実感に、かなりの希望を感じました。

もしかしたら皮膚科の先生が言うように、たまたま治療が追いついてきたタイミングだったのかもしれません。が、オイルでの保湿やマッサージでリンパの流れをよくするのは、他の意味でもいいことなので、しばらく続けて様子を見ようと思います。

湿疹のあとが治るのに時間がかかってもいいです。とにかく、かゆみを起こす神経がしずまって、正常に戻ってくれますように。




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