高校時代に経験した幻聴の話。
今回は高校時代の話をする。私は県下有数の進学校に在籍していた。3年間陸上部に打ち込む一方、受験戦争にハマっていった。
今思えば、あれは鬱だった。友達とも話をしなくなり、学校へは父に送って貰っていた。家でもお笑い番組を観なくなった。
模試を繰り返していたが、ある時、国語の試験中にテレビCMの音楽が流れてきた。止まれ!私は頭の中で念じたが、止まらなかった。
模試の結果は散々だった。それからと言うもの、国語のテストが怖かった。志望校のテストでは、かろうじて音楽が流れずに、試験に合格した。
その春からの学生生活はバラ色だった。
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