見出し画像

ただの日記 in Germany week 5-6

頭がクラッシュ

ドイツに来て1ヶ月が経った。2ヶ月くらい経ったような気分で、ゆっくりと暮らしている。

「ゆっくりと暮らしている」と聞くとメンタルヘルス的にも良さそうに聞こえるけど、本当はそうじゃない。

ドイツに来て、頭の中がごちゃごちゃになってクラッシュすることが何回もあった。原因は小さなことで、基本的には、自分の意見、社会一般論、相手の意見の3つが、脳内で戦ってるって感じ。

思考が問題。友達に助けを求めなないとやばい〜

オランダへ小旅行

私はロングヘアの男の子とオランダ寄りのドイツに住んでいる。

今年のバレンタインは、久しぶりに同じタイムゾーンで祝う。

いわゆる遠距離が終わって、一年ぶりの再会を果たしたけど、1ヶ月もするとその喜びが普通に変わる。

居て当たり前。

でも、去年とか、数ヶ月前とか、Taylor Swift のDelicateのミュージックビデオのワンシーンのように、一生懸命お願い✨してたなー。

「日常」になってしまうとこんなにも「普通」になってしまうことをあらためて実感している。

それはさておき、バレンタインが近づいたある日に、「オランダはどう?」という話が出た。「行ってみたい!」その一言で、国境を越えてすぐのオランダの町に行くことにした。

初めてドイツの電車に乗って初めてのオランダへ。

40分くらいで、目的地に到着!

お店が並ぶ通りをずっと進んで行く、広場に出るとカフェやバーの数々。朝食をとっていなかったので、朝ごはんを探してウロウロ。2店くらい入ってみたけど、彼の希望のじゃなかったみたいでまた探す。急に土砂降りの雨が降って、急いでお店をスマホで探す。結局広場にあるバーに決めて、入店。バーだから少し暗くて、オレンジ色のあかりで、キャンドルがあちこちにあって、植物もあって、とっても素敵な雰囲気。2人用の朝食セットを頼んだ。

ずぶ濡れ

パンと、サラミ、ピクルス、チーズ、ナチョス、そして3種のディップソース。一見軽そうに見えるけど、2人でお腹いっぱいになった。

心身共に満たされて、最高の朝食だった。

雨上がり

お店を出て、行きたかったインテリアとかデコレーションのお店行った。程よく静かで、心地良くて、目に入る色は自然の色だけで、いるだけで癒されるお店だった。無印良品みたいにナチュラルなオリジナル商品がお店いっぱいに並んでる。でも、もっとカラフルで、私の心を掴んだ。

もっと一点一点見たかったけど、本当に何時間を忘れてしまいそうだし、ロングヘアの男の子がかわいそうなので、お会計へ。
本当に厳選して、4点だけ。オランダっぽい建物の形をした陶器で、中にキャンドルを入れる置物、ダックスフントのクッキー型、ブロッコリースプラウトを育てるキットと、ルッコラの種。
もっと欲しいところだけど、満足な買い物だった。

そして、お店を数軒回って、ショッピング街の広場へ。月曜日だったけど、賑わっていた。

外に売り場を設けた花屋さんには、たくさんの花束と、鉢植えが並んでいた。「これがヨーロッパのフラワーマーケットか!」って久しぶりに見る景色を新鮮に感じた。

だんだん疲れてきて、カフェでお茶をすることにした。ベリーのケーキとカフェラテを頼んだ。サイズがやっぱり海外サイズで、SだけどMとかLの感じだった。彼はLをたのんで、たっぷりのコーヒーを楽しんでいた。

ぶらぶら歩いているうちに夕方になって、街に灯りがついてきた。イルミネーションが伝統的な作りの建物の間でキラキラしてた。

バレンタインデーってこともあって、お店ではそれぞれのパトーナーに向けてギフトを買う人たちを見かけた。中でも、薔薇のブーケ片手に足を急がせる男の子は印象的だった。

ディナーは、ドイツに戻ってからっていうオプションもあったけど、お腹が空きすぎていたから、バレンタインデーのディナータイムに空きがあったギリシャ料理店に入った。
ギリシャ料理はテイクアウトで食べたことはあったけど、実際にお店で食べるとまた味は格別。
ボリュームもあって、結局半分持ち帰りにしてもらったけど、美味しかった。

そして、お腹いっぱいになった私たちは帰路へ。

初めての「街に出る」体験、そしてオランダ、楽しかった。
人は慣れる生き物だから、すぐに当たり前になってしまうけど、ドイツに住んで、オランダも訪れてバレンタインデーを過ごせるなんて贅沢だ。

日々に感謝している。
ありがとう。

夢の朝

2月末のある朝、
おとぎ話に入ってしまったかのような朝を迎えた

瞼を閉じたまま温かさに包まれて
小鳥の囀りが聞こえて
目を開らく

真っ白な壁に反射する朝の光
ブラインドの隙間からの光

子供の頃に見たおとぎ話の中に入ってしまったような気分

部屋にはロングヘアの男の子はいなくて、
誰かとシェアすることもなく
一人で至福の朝を迎えた

春の挨拶が聞こえたような気がする

足音が聞こえて、
ドアが開く

ロングヘアの男の子はベーカリーに行っていた

私はチョコのかかったデニッシュ生地のパンを
もらった
彼はいろんな穀物の入った茶色いパンに
バターとサラミをのせてパクリ

穏やかな朝だった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?