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あなたの夢は?

成長するにつれて、「夢ってなんだろう?」って
自分がわからなくなってた。

大学後の世界は、灰色に見えたし、
現実的に、灰色になった。

コロナがなければ、もう少し色があったのかなって思ったりする。

でも、全てがコロナのせいじゃなくて、自分の社会との向き合い方が
悪かったってのも知ってる。

ロングヘアの男の子と出会ったのは、大学も終わりに近づいてて、でも最高に楽しい時期でもあった。

初対面の私に、目をキラキラさせて「絵描くの?それってすごいね。アーティストじゃん!」って、前のめりに話を聞いてくれた。

自分のコア的なアートに、ここまでも自分のことかのように「いいね」って言ってくれる人は見たことがなかった。

もちろんいつも応援してくれている友達はいて、本当にいつもありがたい。
でも、初対面だったし、日本語と英語の表現と国民性の違い?もあって、厚かましいくらいに「いいね」してくれて、驚いたんだ。

でもね、その応援に乗っからなかったんだ。
すでに持ってる切符を捨てるのが恐ろしかった。

それで、アートの方へ進む道を作れたかもしれないのに、
「私はもう決まってるの!」って、安定と社会的に良く思われる道に進んだ。

そしたら、自分がわからなくなって、気がつけばいつも土砂降りの天気の下で、過ごしていた。

自分の中の一人の自分がもう一人の自分にいつも説教していた。
「安定」、「安全な道」、「良い評判」、、、これが大事なのって。

それに加えて、周りもそう言うから、勝ち目なんてなかった。

でもね、あまりにもやばいって思って、その安心安全な道を進まないことにしたの。ロングヘアの男の子は、私が変わってしまっているし、苦しんでいるから、今すぐにでも辞めな!って言うけど、大人の事情とかいろいろで、年度末まで頑張ることにした。

少し手こずったけど、自分の意思を突き通して、年度末から、ジャングルの道へ進むことができた。

だんだん色が見えてきて、でも時には、大雨がやってきたりもした。
でも、確実に良くなって行った。

この灰色の時期の終わりに、自分に素直に接し始めた。説教する自分はいるけど、「好きなこと」、「これからしていきたいこと」なら、答えられるようになった。

「いつか夢見たようにアートに関わって生きたい。」
そう思えた。

それから一年、
気づいたら友達に夢を語れるようになっていた。

今は、夢がいっぱいある。
ドイツに来ることも夢だったけど、一つの大きな夢は、単にお金では叶えられない。

いつ叶うか、それとも本当に叶えられるのかは、わからない。
でも、年をとってもずっと夢を追いかけてたら良いな〜。


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