見出し画像

小学校学習指導要領(平成29年告示)の前文・まえがきが超大事!!!

おはようございます。
【一生勉強・親子で勉強】でnote書いてるPです。
今日もさっそく書いていきましょう❣️

本日は、学習指導要領についてです。
資料等は以下にあります。

資料はなかなかのボリューム。
全部を読むなんて到底無理(-_-;)

なので、リーフレットや簡単にまとめらせた公式ページをパラパラと見てみました。

そして、本丸の学習指導要領にも目を通してみると、前文に超重要と思われる文言がたくさん!!
これだけでも読む価値ありかと。

【小学校学習指導要領前文】

教育は,教育基本法第1条に定めるとおり,人格の完成を目指し,平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期すという目的のもと,同法第2条に掲げる次の目標を達成するよう行われなければならない。
1 幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と道徳心を培うとともに,健やかな身体を養うこと。
2 個人の価値を尊重して,その能力を伸ばし,創造性を培い,自主及び自律の精神を養うとともに,職業及び生活との関連を重視し,勤労を重んずる態度を養うこと。
3 正義と責任,男女の平等,自他の敬愛と協力を重んずるとともに,公共の精神に基づき,主体的に社会の形成に参画し,その発展に寄与する態度を養うこと。
4 生命を尊び,自然を大切にし,環境の保全に寄与する態度を養うこと。
5 伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
 これからの学校には,こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ,一人一人の児童が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓ひらき,持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。このために必要な教育の在り方を具体化するのが,各学校において教育の内容等を組織的かつ計画的に組み立てた教育課程である。
 教育課程を通して,これからの時代に求められる教育を実現していくためには,よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会とが共有し,それぞれの学校において,必要な学習内容をどのように学び,どのような資質・能力を身に付けられるようにするのかを教育課程において明確にしながら,社会との連携及び協働によりその実現を図っていくという,社会に開かれた教育課程の実現が重要となる。
 学習指導要領とは,こうした理念の実現に向けて必要となる教育課程の基準を大綱的に定めるものである。学習指導要領が果たす役割の一つは,公の性質を有する学校における教育水準を全国的に確保することである。また,各学校がその特色を生かして創意工夫を重ね,長年にわたり積み重ねられてきた教育実践や学術研究の蓄積を生かしながら,児童や地域の現状や課題を捉え,家庭や地域社会と協力して,学習指導要領を踏まえた教育活動の更なる充実を図っていくことも重要である。
 児童が学ぶことの意義を実感できる環境を整え,一人一人の資質・能力を伸ばせるようにしていくことは,教職員をはじめとする学校関係者はもとより,家庭や地域の人々も含め,様々な立場から児童や学校に関わる全ての大人に期待される役割である。幼児期の教育の基礎の上に,中学校以降の教育や生涯にわたる学習とのつながりを見通しながら,児童の学習の在り方を展望していくために広く活用されるものとなることを期待して,ここに小学校学習指導要領を定める。

小学校学習指導要領(平成29年告示)

【小学校学習指導要領(平成29 年告示)解説】まえがき

文部科学省では,平成29年3月31日に学校教育法施行規則の一部改正と小学校学習指導要領の改訂を行った。新小学校学習指導要領等は平成32年度から全面的に実施することとし,平成30年度から一部を移行措置として先行して実施することとしている。
 今回の改訂は,平成28年12月の中央教育審議会答申を踏まえ,
 ①  教育基本法,学校教育法などを踏まえ,これまでの我が国の学校教育の実績や蓄積を生かし,子供たちが未来社会を切り拓くための資質・能力を一層確実に育成することを目指すこと。その際,子供たちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し,連携する「社会に開かれた教育課程」を重視すること。
 ②  知識及び技能の習得と思考力,判断力,表現力等の育成のバランスを重視する平成20年改訂の学習指導要領の枠組みや教育内容を維持した上で,知識の理解の質を更に高め,確かな学力を育成すること。
 ③  先行する特別教科化など道徳教育の充実や体験活動の重視,体育・健康に関する指導の充実により,豊かな心や健やかな体を育成すること。
を基本的なねらいとして行った。
 本書は,大綱的な基準である学習指導要領の記述の意味や解釈などの詳細について説明するために,文部科学省が作成するものであり,学校教育法施行規則の関係規定及び小学校学習指導要領第1章「総則」について,その改善の趣旨や内容を解説している。
 各学校においては,本書を御活用いただき,学習指導要領等についての理解を深め,創意工夫を生かした特色ある教育課程を編成・実施されるようお願いしたい。

【総則編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 

今の日本の教育について考える良いきっかけとなりました。
ほんとに膨大な資料なので少しずつ読み進めて行こうと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?