倒置法

皆さんは会話する時、「主語、動詞、目的語」なんて意識せずに話されている事と思う。

私は、言葉を発した後

「あ、またやってしまったな……。」

と思う事がよくある。

というのも、詩の表現法である「倒置法」を無意識に使ってしまうからだ。

例えば、

「そのお皿を取って。」という言葉が

「取って、そのお皿を。」

だったり、

「私はこの本が好きなの。」が

「この本が好きなの、私は。」

といった具合に。

塾講師をするようになってから中学生の文法を教える事になり、改めて自分も学びなおす中で生じてきた違和感である。

きちんとした日本語が話せていない……!

まあ、気づけたからには少しでも直していきたいが、なぜこんな話し方なのだろう。

多分、何も考えず「言いたい事」を先に言ってしまう癖があるせいだ。

もっと相手の立場になって、わかりやすく物を言える人間になりたいこの頃である。

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