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嫌われる男の特徴は「承認のコップを自分で満たさない」かも?〜承認欲求について「ビジョントリガー」から考える〜

ちょっとお久しぶりの投稿です。
気付いたら8月に入り、甲子園では高校球児がさわやかに令和初の優勝をかけて争っています。
令和になったばかりだと思っていたのに、ちょっとハッとしてしまいますね。

ところで、さわやかさとは対極の話なのですが、
最近やった女子会の席で「クズな男」「嫌われる男」の話題で盛り上がりました。

女子会の帰りの電車でいろいろ思い出しているうちに、
「嫌われる男」「クズな男」には共通点があることに気づき
それって意外と深いなーと思ったのでした。


そこで今回はこんな思いを元に、気づいたことについてまとめてみます。
・男女関係なく、こんな人は意図していなくても嫌われちゃうかも
・自分も含め、無自覚にこんなことしてる人もいるのではないか
・何よりも自分が気をつけようと思った


それは、よく自己啓発とかで聞くような言い方で言えば
「承認欲求を手放す」
ことができていない人が嫌われるのではないか?ということです。
いわゆるアドラー心理学とは違った経路で考えて気づいたことで深く納得できたのでした。

上から目線かよー、と思われるかもしれないと怖かったのですが、
「承認欲求を手放す」ことについて、自分への戒めとしてまとめておこうと思います。

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女子だけで集まって話すと、個人的には表面的な会話だけで終わるか、
逆に男性には聞かせられないようなゲスな話で盛り上がるか、2つに1つ、という感覚があります(私の個人的な感想)。
先日は、まさに後者の女子会だったので、
書けることと書けないことがあるのですが(笑)


女子会のテーマは、最初は可愛い恋愛トークでスタートしたのですが、途中から「クズ男」の話へ。
(一体どこから話が変わっていったのやら・・・笑)

つまりは、「こんな男って終わってるよね」という話で盛り上がったわけなんです。

お酒も入ってテンションが上がっていたため、
私もすっかり白熱してしまっていました。

しかし、後になって振り返るとそこで挙がった男性の特徴は、
何も男性に限ったことではありませんでした。

また、それらには明らかな共通点がありました。

自分で「承認のコップ」を満たさない男は、キモい?!

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以前、「ビジョントリガー」という本について、記事を書きました。
(参照:https://note.mu/flower87/n/n89603aac969d


その本の中に、「承認のコップ」という話があります。

人は皆、生まれた時から心の中にコップを持っていて、
そのコップには皆、最初は満杯のオイルが入っているそうです。

なぜ満杯なのか?と言うと、
それは生まれたばかりの私たちには、生きることに対して全面的な承認があるからです。
生まれたての赤ちゃんで、「私生きていけるかな?」と後ろ向きな赤ちゃんは1人もいないと思います。
当然ながら、生まれたての赤ちゃんに対し、周囲の人も皆その存在を認め、愛情を注いでくれます。
周りの人の愛情を受ければ受けるほど、コップの中のオイルは増えていくそうです。

ところが、私たちは大きくなるにつれ、自分で自分のオイルを減らしてしまうそうです。
それは、「自分との約束を破る」という行為によるもの。

「今日からダイエットのために毎日ランニングするぞ」
「note も3日に1回は更新するぞ」(笑)
など、
人は自分で自分に「これをやるぞ」と決めても、達成しないことがあります。

「自分との約束を破る」と、自己信頼感が失われ、
代わりに「自分は口だけの人間だ」「情けない人間だ」というメッセージを自分の中に積み上げてしまうそうです。

すると、心の中のコップはまるで底に小さな穴が空いてしまったかのように、
自信のオイルがどんどん失われていきます。
結果、自分の人生全体に対する忠誠心が失われていき、自分との約束のみならず、人との約束までも守れない人間になっていくそうです。

この承認のコップの話を読んで、
私は昔受けた、ASKアカデミーのベーシックという研修の体験を思い出しました。

その時に学んだことは以下の記事で書きましたが、
まさにこの「承認のコップ」が確かに自分の心の中にあることを体感する時間が、
研修の講義中にもあったように記憶しています。
(参照:能力開発の研修、ASKベーシックコース(Basic Course)で学んだこと③

以降、私の中に強く染み付いた感覚だったので、
前述の女子会で話に挙がった「クズ男」の大半は、
承認のコップがカラカラで、自分で自分のコップにオイルを注げないから、
他人にオイル満たしてもらおうとしているようにしか思えない人たちだなと思いました。

「周りの人にほめてもらう」ことはうれしいし、大事なことです。
しかし、それを強要するような立ち振る舞いをする人は好かれにくいと思うのです。
自分で自分の面倒を見る、自立した人がかっこいいなぁと思うので、
「もっとほめてくれ」ってのを押し付けられるとしんどいのです。

それって、一体どんなとき?!
なぜそんな(大げさな)結論に至ったのか?
について、例を挙げていきます。

これぞ、クズ男?!嫌われる人の代表例はこちら

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「クズ男」というと、「人として最低なことをする」イメージですが、
厄介なのは、クズ男は口が上手かったりするので、中にはすぐにクズ男と気づかれない、隠し上手な男性もいます。

かくいう私も何人か出会っておりました。
(参照:クズ男との出会い〜2018年の振り返り〜

今日挙げるのは、「クズ男」と明確には言えないまでも、
「自立していない感じがする」「めんどくさい」「ちょっと痛いよね」と女子会で取り上げられた、男性の例です。

例1: 合コンで自分たちの話題だけで盛り上がる男性

友人A が最近参加した合コンでのお話です。
合コンのお相手は、見た目は悪くない、30代半ばの男性たち3名だったそうです。

ところが、男性側の自己紹介が始まるや否や、
「お前、あれだろ?今年昇進してけっこう稼いでるんだろ?」
「いやいや、お前には負けるぜ」
と男性同士で年収についての話が始まり、
「そういえば、こないだも接待ゴルフで大変でさ〜」
「俺も先週会社で3徹したわ」
と仕事関係で大変だアピールが止まらず、
なんとそのまま男性陣がしゃべり倒して合コンが終わったとのこと。

「女性側に質問してくるとか、なかったの?!」
と驚きを隠せず私たちが聞くと、
「仕事何してるの?出身どこ?」だけ聞かれたものの、答えても気付いたら相手側の話題にすり変わっていた、とのこと。
「私たちに全然興味ないんだなってことだけ分かった」と言う友人Aに対して、
私たちは、「いやいや、どう考えてもその男がおかしいでしょ!!」と満場一致で男性がおかしい、という結論に(笑)。

新たな出会いを楽しむための合コンで、終始男性同士が内輪ネタで盛り上がり、しかもその内容が少し自慢っぽいとなると、聞いている女性の方は楽しくなくなっちゃいますよね。男性陣には「何しに来たの?」と聞いてみたいものです(笑)。


例2:過去の栄光を語りたがる男性

続いて、会社で最近異動があった、B子の話です。
新しい勤務先で、隣の島に座っているイケメンの男性を発見!
年次も上の先輩ですが、どうやら独身であることが、別の同僚経由で判明。
毎日ドキドキしながら話せる機会を狙っていたところ、これぞ運命では?!とばかりに、業務で接点ができ、2人で定例ミーティングの機会を持つことになったそうです。
まさか、ここから社内恋愛に発展するのでは・・・?!とB子も期待していたそうですが、何度かミーティングをしていくうちに、イケメンの先輩が、「俺が一年目の頃は〜」と、ことあるごとに自分の新卒時代の武勇伝を掘り起こして話してくることが、「何か変だな」と感じるようになったそうです。

業務には全く関係ないと思われるような、
上司に可愛がってもらった話、大変だった仕事をいかに彼が活躍して形にしてきたかなど、語り出したら止まらない先輩。

気付けば、ミーティングの時間も意味なく膨張するようになっていたそうで、
当然、B子もイライラが募り、最初抱いていた先輩への憧れも一気に消え去ってしまったとか。

そんなB子の話に、聞いていた女性陣も「あーそういう先輩、いるいる!!」と大盛り上がりでした。

イケメンというだけで、女性からしたら「きっと仕事もできて素敵な人なのでは?」と勝手に期待を膨らませてしまうものですが、
今回の場合は、先輩がただただ話を聞いて欲しい、褒めて欲しいという "欲しがり" な先輩だったわけです。

打ち合わせの場でそんな私情を持ち込んでしまう先輩なんて、
「空気も読めないし、仕事もできない男だわ」と言い捨てる私たち(笑)。

イケメンなだけに、かえって損してしまっていますよね。
やはり女性はシビアです(笑)。

事例3: LINEでは豹変?!俺通信を送ってくる男性

さて、続いてC子の話題に。
C子は、最近合コンで出会った男性が真面目で好印象だったので、LINEで少しやり取りした上で、後日2人で会ってご飯まで行ったそうです。

「そこまでは本当に良かったの。問題はそこから!!!」

2人でご飯に行った帰り道、爽やかに別れたにも関わらず、
「本当はホテルに誘いたかった。朝まで一緒にいたかったよね」とのLINEが彼から送られてきて、C子はそんなそぶりを全く出さなかった彼に対して「ええ?!そんな風に思ってたの?」ととてもびっくりしたそうです。

以降、毎日「今日はこの色のシャツを着て出勤。どう思う?」と自分の全身を撮影した写真が送られてきたり、「今日は筋トレしてだいぶ疲れちゃった。」など事細かにLINEが送られて来るようになったとか。

たった1回のご飯に行っただけで、急にLINEでは付き合っているかのように馴れ馴れしい内容を毎日送られても、迷惑なだけですよね。
C子も引き気味で、間をあけて返信をしていたそうなのですが、
それにも関わらず絶え間なく送られてくる「俺通信」に、とうとう彼のLINEをブロックしてしまったのだとか。

聞いていた女性陣は、
これにも「そういう男、いるいる〜〜〜!!!まじで勘違い野郎だよね!!」と大盛り上がり(笑)。

男女ともに同じ想いであれば、マメなLINEでの連絡は喜ばれるものですが、
この場合は、2人で会ったのもたったの1回だけ、C子の心はまだまだ彼ほど熱くなっていなかったのに、男性側がそれを見極められなかったのが残念ですよね。

それどころか、「こんな俺、どう?」とでも言わんばかりの「俺通信」は、うざいと思われても仕方ないなと思います。
ちなみに、この「俺通信」、皆さんは送ったこと、もしくは受け取ったことがありますか?

もしかしたら男性だけでなく女性も送る方は多いかもしれませんが、
特に男性が女性に今日あった出来事などを共有するだけのLINEのことを、「俺通信」というようです。
大好きな人に伝えたい!という気持ちはわかりますが、
相手が同じようにあなたのことを好きでなければ、完全にうざいLINEになってしまうのではないでしょうか?

また、この行為の裏側にあるのは、
「よかったね、すごいね」と言って欲しいという承認欲求や、自己顕示欲だと私は思っています。

要は、「承認のコップ」を自分で満たすことができないから、
女性に満たして欲しい〜〜!!!とLINEを送っているという訳です。

相手からしたら、いい迷惑だということに、いい加減気づいて欲しいものです。

女性も同様?!こんな人は嫌われる

さて、ここまで散々男性のダメ出しをしてきましたが、
もちろん、上で挙げてきた例は男性に限ったことではありませんし、
女性も同様のことをすれば、うざいと思われたり、嫌われたりするに違いありません。

特に、20代前半の女性は、気をつける必要があると思います。
前述の男性と同じことをしていたとしても、ただ若い、可愛いというだけで、
20代前半のうちはそこまで冷たい反応を受けることが少ないからです。
(個人的な経験則に基づいています)

例えば
構ってちゃん
ぶりっ子
な女性!!!

20代前半のうちは、周囲に助けてくれる人は多いかもしれませんが、
自立した女性とは言えないかもしれませんね。

20代後半に差し掛かり、
同じ手口で周囲に甘えることができなくなった時に慌てるのではなく、
今から準備できることはしておくのが得策ではないでしょうか。


「承認のコップ」を自分で満杯にして、自立した人間になると好かれるかも?

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今日は、嫌われる男性、女性の特徴について思ったままに綴ってきました。

結論、人には必ずある、「承認のコップ」を「自分自身で」オイルで満杯にしておくことが、すごく大切だと感じました。

誰かに認めてもらったり、褒めてもらわないと気が済まないのだとしたら、
それは自分で自分を認めるに値する努力を何もしていないのと同じですよね。
なんだかそれって自立してないし、他人次第で気持ちやモチベーションが変わるから、不自由なのではないかと思うのです。

私も20代前半の頃は、
会社で任された仕事を一生懸命こなした後に、
「誰かに認めて欲しい」、「すごいと思われたい」という気持ちが表に出やすかったという自覚があります。

思ったような賞賛が得られたなかった時には、
ふてくされたり、仕事へのモチベーションが下がった時がありました。

けれどASKアカデミーの研修、読書、出会いを経て
自分の人生の目的を定め、
その目的に沿ってやるべきことを徹底してやることに集中するようになりました。
その後、自然と人からの賞賛にあまり興味がなくなってきました。

なぜなら、自分で承認のオイルを増やす方法を体得するようになったからだと思っています。
人に褒められようが、褒められまいが、自分が自分との約束を守り、行動し続けることによって、「自分は決めたことができる」ってメッセージを自分に送ることができるからです。


最後に

今回は、「ビジョントリガー」
という本から、「承認のコップ」という考え方を引用して書きましたが、

承認欲求を手放す大切さなどについては、
アドラー心理学の価値観についてまとまっているベストセラーの
「嫌われる勇気」でも触れられていたように記憶しています。

(だいぶ前に読んだ本なので、この本の感想についても、また記事に書こうと思います。)


常にご機嫌でエネルギッシュな人の周りには、人が集まります。
私も承認のオイルがコップからあふれるくらい、やるべきことをきちんとやって邁進していきます!



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