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能力開発の研修、ASKベーシックコース(Basic Course)で学んだこと③

前々回より、この note で何度か取り上げている能力開発の研修、「ASKベーシックコース(Basic Course)」について書いています。
私の会社員生活、いや、もはや人生にとって、大切な軸となっているこの研修の価値観について、この機会にまとめてみたいなと思って書きました。今回がシリーズラスト!お付き合いください。

前回までの記事はこちら:
能力開発の研修、ASKベーシックコース(Basic Course)で学んだこと①
能力開発の研修、ASKベーシックコース(Basic Course)で学んだこと②

日本人は、自信がない

私は、父の仕事の関係で、小学校時代をアメリカで過ごしました。
そう、いわゆる "帰国子女" です。
日本に帰国して、中学校生活の中で一番気を遣ったのは、「謙遜の文化」でした。

「英語ペラペラなんでしょ?」と周囲の友達に言われた時に、
「まぁ、そりゃ住んでたからね」と普通に返したいところですが、
「いや、そうでもないよ」と無難に答えるようにしていました。
そうした方がいいよ、と親にも教えられていたからです。

確かに、人として謙虚であることは大事だと思いますが、
私は、この謙遜文化を重んじるのはいかがなものかな?と思っています。
なぜかって、謙遜と言っても、心の底から謙遜している人はごく少数で、
「謙遜が美徳とされているから、なんとなく謙遜するのが癖になっている」という方も多いように思うからです。
そして、私は、この「謙遜文化」こそが、
自分に自信のない日本人が多いことに繋がっているのでは?と考えています。

例えば、あなたが女性なら、
「美人だね」と褒められた時に、何と答えますか?

「いえいえ、とんでもない!」
「全然ですよ〜!」
日本人に多い返し方が、これだと思います。
中には、謙遜が無意識な習慣となっていて、思いっきり否定しながら答える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いかにも恥ずかしそうにしていたら、それはそれで奥ゆかしくて魅力的だなとも思うのですが(笑)。

褒め言葉を素直に受け止められないでいると、
「自分が美人な訳がない」というのが潜在意識に刷り込まれてしまって、
より一層自分に対する見方が厳しくなっていくと思います。

逆に、私がアメリカにいた時に感じたのは、
自分に自信を持っている人が多いな〜ということです。
それも、大した根拠もなく、です(笑)。

よく聞く返しとしては、
「頭いいね」→「そう、僕は頭がいいんだよ(ニヤっと笑って)」
「美人だね」→「ありがとう!(にっこり笑って)」
「歌が上手だね」→「そう、歌は得意なの!(満足気に!)」
など、褒め言葉を全力で受け入れて、何なら調子に乗るくらい喜ぶ姿勢が、とても印象的でした。

そんな姿を見ていると、褒める方も褒めがいがあるし、気持ちが良いです。
そして、褒められた方もどんどん自信をつけていって、より自分の長所を認識しやすくなっているように感じました。

「自信がないから転職できない」
「自信がないから意中の彼女を自分から誘えない」
「自信がないから新しい役職にチャレンジできない」

日本では頻繁にこういった声を聞くように思います。
普段から謙遜が癖づいて、自分の長所を長所と認めづらくなっているからではないでしょうか?
それと同時に、「もっと自分に自信をつけたい!」という声も聞きます。
では、一体自信とは、どうやってつくものなのでしょうか?

自分との約束を守る

私が「ASKベーシックコース(Basic Course)」を受講して学んだことは、
自信とは、自分との約束を守り続けている状態である、ということです。

つまりは、「今日はこれができた!」「これもできた!」と
毎日自分で決めた自分との約束を守り、小さな成功体験を積み重ねること。

それも、決して立派なものでなくても、
今日は早起きできた!
仕事をいつもの3倍速で終わらせた!
元気に挨拶をした!
くらいのことで良いそうです。

大切なのは、反省点や改善点にばかり目を向けるのではなく、
出来たことに目を向けて、しっかりその自分を承認することです。

「なんで私はダメなんだろう、、、」
「また上司に怒られちゃった、、、」
などとダメなところに目を向けると、せっかく積み上がっている「自分はやればできる人間だ」という信念が崩れてしまうようです。

私は当初、「何か仕事で大きなことを成し遂げたら、自信がつくんじゃないか?」と思っていました。
でも、決して大きなことでなく、小さなことで良いので、
自分や人との約束を守り、成功体験を積み重ねようと言ってもらって、
それならできる!!と思えたのが大きかったです。

自分にどんな言葉をかけるか

この「出来たことに目を向ける」ということも、私にとってはなかなかのチャレンジでした。
特に会社に入ってからは、褒められることなんてなかなかないですし、
逆に上司からは怒られてばかりだったからです。

「ASKベーシックコース(Basic Course)」では、
普段、自分に対してどんな言葉を投げかけているかということにも向き合いました。
「また出来なかった」と自分に言うのか、
「次はきっとできる!」と自分に言うのかでも、全然違いますよね。

私は、割とネガティブな言葉を自分に投げかけ続けていました。
「また怒られた」
「失敗しちゃった」
「やっぱり自分には無理だった」

そんな私だから、次に何か新しいチャレンジが目の前に出てきた時に、
「本当にこんな自分にできるのかな?」と言う不安が出てきてしまったのです。
でもそれは、自分がそのようなネガティブな言葉を「選択」していたからなんだ、と認識したときに、逆にこれからは変えていくことができるんだ、と言う希望が持てました。

心は、言葉によって出来ているそうです。
そして、人は自分の言葉を一番聞いている、とも教わりました。

「自信が欲しい」という方は、
まずは一番大切な自分という存在に、普段自分がどんな言葉を投げかけるのか?を意識してみると良いかもしれません。

まとめ

これまで3回に渡り、「ASKベーシックコース(Basic Course)」で学んだことを綴ってきました。
書いてみて思うことは・・・
全然書き足りない!!!!(笑)

まだまだたくさん学んだことがあるのです。
ぜひ、それはまた後日触れてみたいと思います。

ここまで読んでいただいた方で、
もし、こういうことが学べる研修なら、自分も受講してみたい!という方がいれば、ホームページをチェックしてみてください!
申込はこちらから可能ですよ。
あ、別にこの研修会社の回し者ではありませんので、悪しからず(笑)

他にも、自分の枠が広がるような、学びの機会を日々大事にしていきたいと思います!

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