140字小説 『大人都合の誕生日』 #シロクマ文芸部

誕生日なんて大嫌い！


蝋燭の数は増えても、年々ケーキのサイズは小さくなって集まった親戚のお客様に主役の私が取り分け自分の皿にはメッセージチョコとペラいケーキ。

プレゼントは現金か図書カード
ならネットのギフト券がいい！
近所にお店ないんだもん…




それに私の誕生日は四日よっかじゃない！
八日ようかだもん…

---

　誕生日当日に祝われた試しがほぼないんですよね😢子どもの日と母の日に挟まれている（何なら母の日とかぶる）から、まとめて祝われ祖父母や友人にさえ四日or八日の誕生日を覚えてもらえず……（父も怪しかったぞ）地道にゴ○ヤの日アピールしたら、ようやく覚えてもらえるようになったけれど、その頃にはケーキ吹き消すような年齢でもなく……

一回だけ友達がサプライズでお祝いしてくれたことがあり（サプライズって意外と気づかないもんですね👀）もうそれで人生のうちで誕生日を祝われるのはこれで最後でもいっかってくらい嬉しかったから恨み節はなかったことに！

　母になる気配もなさそうなので、誕生日は自分と母を祝う日にしよう！（たぶん）

　大人バージョンもよかったら、どうぞ～🙋