詩小説 『私の日』 #シロクマ文芸部

　私の日　今日は大事な私の日。
　だから　私は準備をするの。

　部屋をかわいく飾りつけ
　美味しい料理をたくさん作る。

　事前に予約していた
　デザートのケーキも忘れずに。

　もちろんプレゼントもバッチリだ。

　そろそろ来るかな？
　と約束の時間を確認する。

　もうすぐ始まるお楽しみ。

　玄関のチャイムが鳴り　ドアを開けたら　
　本日の主役のご登場。

　私は花束のように抱えた
　たくさんのクラッカーを一度に鳴らす。
　

　「お父さん　お母さん　ありがとう！」

　そう告げると　両親は目を丸くしてから
　表情を和らげ　目尻に皺を寄せ笑い合う。

　私の日　今日は私の誕生日。
　だから　お礼を言うの。

　私を産んで　育ててくれて
　ありがとうってね。

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　先日、母の誕生日だったので、それについて書こうとしたのだけれど、父が除け者になるのもやだな～ということで、自分の誕生日にしてみました。

　自分の誕生日は正直苦手だけれど、父と母がいたからこそ「産まれてここまで生きてこられたんだよな～」と思うと、やっぱり感謝の気持ちが芽生えますね🌱✨（照れくさくて面と向かってはなかなか言えないんだけどね🙈🙊）

　親孝行も出来なくなったどころか、世話をかけることの方が多くなってしまったけど、家族が笑ってくれるのが、やっぱり私にとっては一番うれしいです🤗💕

　みなさんの作品も見っに行っきまーす💨