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駄洒落小説 『アメリカ製保健室』 #毎週ショートショートnote【欧米か?編】


「今日はアメリカ製保健室について話すぞ」

と言うと

「えーアメリカなんて行ったことない!」

と叫ぶ児童。学校開放で訪れた父兄は顔を顰める。

「皆も保険証持ってるよな?」
「ママが持ってるよ、ね?」

確認された母親が頷く。

「でもアメリカにはそういう制度がないから病院にかかるのにすごくお金がかかる」
「俺らはいつも無料だよ」
「そのお金は誰が払ってると思う?」
「日本の偉い人?」
「確かに国も負担してくれてるが…働いてる大人達が自分の治療費より皆の分まで代わりに沢山払ってる。どう思う?」
「可哀想…」
「不公平…」
「だよな…ゴホッ、すまん。実は朝から熱っぽくてな」

目をぱちくりさせる児童と青ざめる父兄達。

「大人は熱どころか感染症でも休めない中、働いた給料から皆の分も自分の分と治療費も払う。だから皆も病気の予防を心がけてくれ。先生は早退するから気をつけて帰れよ」

と我が子に駆け寄る父兄を横目に教室を後にする。


熱なんてないけど、嘘も訪米ってか。



 長いのは無理かと諦めていたけれど、なんとか書けました!オチは自動変換ミス🙈

きっかけは母から現役世代が払っている保険料をほとんど使うことなく、子どもやお年寄りで使われることの方が多いと聞き……
(情報源が見つからんけど、なんとなく想像はつくよね……持病がなく、体調を崩さなければ、数年病院にかからないとかざらにあるもん🥺)

後期高齢者の見直しもされているようだけれど現役世代の支援金って表現されるのか……2022年時点なので2024年からガラッとテコ入れされそうでもありますな……(2025年問題待ったなしやで😱😱)

 子どもに関しては早めの治療が必要な場合も確かにあるけれど、ちょっとしたことで駆け込み、病気をもらってくるパターンもなきにしもあらず……(ご参考までに)


(まあ私も人のことを言える立場じゃないけけどね😭でもね一日の薬価が千円近くするものも薬や保険適用外の治療に賭けるしかない人もいるんだよ……)

だから元気になったら、もしくはしっかりと働けるようになったらきちんと払いたいと思っています🙇<そして国民年金にも追納制度があるんだよ~)

どうせ払っても将来、年金もらえないなら意味ないし……と思いがちだけれど(そちらは老齢基礎年金)、未納期間がなければもしも働けないほどの病気や障害になっても障害年金としてもらえる可能性(手帳の有無も関係なく)もあるので、学生時代に払えなかった方も10年間遡って支払うという方法も、今の制度上ではあります。

病気によっては初診日さえ分かれば、その時まで遡って支給されることもあり、その初診に関する証明書に関しては期限がないんですよね。休職期間(ちゃんとしたところなら、だいたい1年半)もふくめ、仕事ができそうにない状態が1年半固定していれば障害年金の申請の対象になります。ただし通るかどうかは医師の診断書が大きく、申請してから結果が出るのもかなり時間がかかります。なので休職して一年頃から回復の見込みがなさそうだと感じたら、徐々に病気や障害の経過や、書類の準備をしておくことをオススメします。(社労士さんをつければ通りやすいけどお願いするのに10万円はかかるんや……)

 もはや何の話やねん! 健康保険と国民年金の保険料のどっちの話やねん! って感じですが、健康保険の場合はせめて三割負担組はファストパス扱いにしてくれないものかな🤔?と常々思っています。(これも緊急性にもよるけれど……)

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