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#シロクマ文芸部

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シロクマ文芸部のお題で書いた詩や小説をまとめています。
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2023年7月の記事一覧

詩小説 『カメレオンが書く時間』 #シロクマ文芸部【線】

 こちらのつづきとなっています。  書く時間  俺は緑色のアプリをタップする。    『先…

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詩小説 『カメレオンが書く時間』 #シロクマ文芸部【点】

 書く時間  俺は緑色のアプリをタップする。      足立くんって優しいよねと評される度に…

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11か月前
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詩 『たくさんの食べる夜』 #シロクマ文芸部

 食べる夜  お腹の赤ん坊のために  栄養をたっぷりと摂る夜  食べる夜  人肌に温められ…

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短編小説 『消えた鍵の行方』 #シロクマ文芸部

 消えた鍵が見つからない。  鞄の中をまさぐってみても  ポケットを叩いてみても見つから…

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11か月前
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140小説 『消えた鍵の犯人』 #シロクマ文芸部

「消えた鍵、知らない?」 私の職場では早出の人が前日に鍵を持ち帰る決まりなのだが理事が先…

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11か月前
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詩小説 『私の日』 #シロクマ文芸部

 私の日 今日は大事な私の日。  だから 私は準備をするの。  部屋をかわいく飾りつけ  …

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駄洒落小説 『街クジラ』 #シロクマ文芸部

 街クジラが溢した涙で、干上がりそうになっていた海が潤ったというニュースを、お調子者の街イルカが軽い口調で吹聴する。 「おい、知っているか? 街クジラのおかげで海が元に戻ったぞ! これでみんなで海に帰れるぞ!」 すると、海中では社長のように威張っていた街シャチが噛みついた。 「それがどうしたってんだ。ただあいつが泣いただけじゃないか」 それを聞きつけた街イカが仲裁に入る。 「喧嘩はイカンぞ!」 「確カニ! 確カニ!」 と同意する街カニ。 「それにしても、街クジラ

オマージュ詩 『街クジラ』 #シロクマ文芸部

 街クジラ ゆったり漂う 街クジラ  空から見守る 優しいクジラ  街住人 あくせく働く…

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1年前
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