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プロテイン入り食パンが出来るまで【完結編】

試作試作試作…そして完成

 工場とプロテインフードの話をする中で登場した「食パン」。この一言がキッカケで、スイーツ路線から食パンへ大きく進を路変更した。
 スイーツと同様食パンにもたんぱく質をしっかりとれること。プロテインが苦手な人でも食べられるくらい美味しいこと。はこだわった。いくら体に良くても美味しくないと長続きしないからね。高級食パンに負けない味を目指し製作を始めた。
 プロテインの配合量を変えながら試作を繰り返すこと4ヶ月、たんぱく質と美味しさを兼ね備えたプロテイン入り食パンが遂に完成した。

商品にしていく

 パンは出来た。あとは販促物の準備をしなくては。開業準備からお世話になっている『長崎県よろず支援拠点』さんに相談し、ロゴやパンフ等の販促物は補助金を申請することにした。
 僕が申請したのは、小規模事業者持続化補助金。広告費をはじめ機械装置費、旅費など幅広い経費に使え、申請が通れば合計経費の2/3をカバーしてくれるとても有難い存在。
 補助金は、公募している団体や使っていい目的等様々。気になる方はぜひ一度近くの商工会や起業支援所に相談してみてほしい。申請書類の作成は大変だが、自分の事業を改めて振り返る機会も含め得るものは大きいはず。

キミ(パン)の名は

ロゴやパンフを作るにも、まずパンの名前がいる。
・筋肉をイメージしやすいこと
・インパクトがあること
を条件に1ヶ月以上考え、筋トレ器具の『ダンベル』にたどり着いた。パンと組み合わせても『ダンベルパン』と響きもいい!すぐにこの名前に決めた。
 将来のことも考え登録商標も申請した。その話はまた別の機会に。

人に任せる

 無事補助金が通り、ダンベルパンのロゴ、パンフレットの製作に入る。デザイン力がまるでない僕は、パンと同様『苦手なことは得意な人にお願い』し、以前から仲良くしてもらっていたデザイナーさんに依頼。すん晴らしいロゴをデザインが完成した。

これからが本番

 プロテインスイーツ作りを始めて1年と少し経った2020年1月。プロテイン入り食パン「ダンベルパン」の販売がスタートした。商品を開発しからそれで終わりではなく、開発した物やサービスを広め、必要としている人の元へ届けなくてはならない。どんな人がダンベルパンを必要としてくれているのだろうと、考え続ける日々が待っている。

ダンベルパンの物語はまだ始まったばかりだ。

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