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夏の思い出

夏の思い出。タイトルにはそう書いたけど、実際に書き残すのは去年の夏の話だ。具体的にどうだったとかはあまり覚えていなくて、例年通り暑苦しくて過ごしにくい夏だった気がするけど、それでも去年も何だかんだで楽しかった記憶がある。一番は、気の合う友人との恒例行事、夏祭り!

私の地域では水神祭りや傘鉾祭りといった様々な行事が夏に重なっていて、7月から9月にかけて1ヶ月に1度、4日ほどの期間で祭りがある。夕方から夜中にかけて傘鉾を引いて街中を歩き回る子供たちとか、人が乗れるくらい大きな神輿を担いで走る大人たちとか、そういうものを夏場は必ず目にしている。森の中といってもおかしくないくらいの山中でも行事はしっかりと執り行われるから、目にしない方が珍しい。

とはいえ、私と友人の目当てはそれではなくて。祭りというだけあって普段は目にしない非日常な日常の一環だから、創作活動をしている私や友人はここぞとばかりに参考資料を探す。私は祭りの雰囲気──熱気や余韻といった感覚を、絵描きの友人は祭りに使われる小道具や神輿の構造を調べている。そして、お互いに満足し合うまで調べたら一番の楽しみである屋台を楽しむというわけだ。

私も友人もかなり散財する方だから、祭りとなると豪遊する。私はクレープやフルーツ飴なんかの定番をこれでもかと味わい尽くすけど、友人は焼き鳥やお好み焼きなんかのご飯をこれでもかと食べている。食べるもののジャンルが違うだけで、やってることはそう変わらない。去年はお面も買ったりなんかもした。

先日、今年も祭りに行こう!という話が既に出たから私と友人ならきっとまた行くんだろう。友人と遊ぶのは数ヶ月ぶりで、冬の間はほとんど顔を見ていない。それも夏に近づけばまた会える日が増えていく。まずは、来週の土曜日。今年の夏の話をする為にも、私はまた友人と遊べる日を楽しみに待っている。

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