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「名誉」について考えていた

今日は1日休みで、掃除機をかけたりゲームをしたりして家で過ごした
かなり疲れていて、昼寝をしたのにまだ眠い

実は今日からお盆休みだ
最高か?

遠出しようかと思ったけど、わざわざ祝日に出かけることもないなと思ってやめた
明日は出かけようかな



「名誉」について考えていた
政治哲学に出てくる用語だ

辞書の定義を載せておく

[名・形動]
1 能力や行為について、すぐれた評価を得ていること。また、そのさま。「―ある地位」「―な賞」

2 社会的に認められている、その個人または集団の人格的価値。体面。面目。「―を回復する」「―を傷つける」「―挽回」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%90%8D%E8%AA%89_%28%E3%82%81%E3%81%84%E3%82%88%29/

自分が政治哲学上の「名誉」の問題を知ったのは、サンデル教授の『実力も運のうち 能力主義は正義か?』という本からだ

本の主張は、能力主義は正義に反する、というものだ
個人の能力は生育環境に大きく左右され、本人の努力を反映しているとは言えない、というのが主な理由だ

では、能力主義のかわりになる考え方は何か
本ではいくつかの提案があり、その一つが福祉社会だ

福祉社会では、成功者の富を他の人に分配してしまう
これにより、能力に応じて富が分配されるのを防ぐ

確かにこれなら、どんな人もお金には困らない
だが、そこには「名誉」の問題が残る

現状、名誉と個々人の能力は、ほぼ同一視されているという
したがって、たとえ富が分配されるとしても、たくさん稼いでいる人が大きな名誉を手に入れることに変わりはない

名誉を十分に持たない人は、「屈辱」を感じるという
そしてそれが、現在あらゆる国で、国家の分断の原因になっているという

本の中では、単一の明快な解決策は提示されない
これから先は読者による議論を期待したい、と筆者は締めている



名誉の問題な…
これは難しいな

「能力主義が不適切だ」という点には自分も同意している
かわりに、自分は福祉国家を推している

以前、このテーマで下のブログを書いた

だが、このやり方では名誉の問題が残る
正直、それを解決する方法は思いついていない



正直に言うと、俺自身、今より高い名誉に値するだろうと思っているところがある
こんなことは自分で言うべきじゃないけど、実のところ、同じように思っている人は多いんじゃないか

全ての人が高い名誉を得られたらいいな
でも、名誉が相対的なものなら、全体が上がってしまうと意味がなくなるのかも

一人一人が社会に貢献していることが明らかになれば、誰もが名誉を手に入れられる?
でも、社会に貢献したくてもできない人はどうなるだろう

う〜ん
難しすぎる



この問題が解決できないと、俺自身の名誉が上がっても喜べないところがある
それが、名誉の少ない人の存在を示唆することになるからだ

サンデル教授によれば、名誉の分配は昔から政治の大きな課題だったという

う〜ん
本当にわからないので、また思考に進展があったら書こうと思う



じゃまたね
読んでくれてありがとう



(よければなんでも送ってね)

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