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2022年テレビドラマを振り返る(1~6月)

子どもの頃、教育番組しか見ないで育った。一人暮らしの頃、テレビは家に無かった。小説やラジオの朗読番組に自分を重ねて考えるのが好きだった。
結婚して、夫とテレビドラマを見るようになった。見て知ったこと、思ったことを振り返ると、自分の1年がわかる気がした。

1月~3月

純粋に楽しかったのが、『ミステリと言う勿れ』。謎解きのストーリーに引き込まれたのはもちろん、主人公の整くんが登場人物たちにかける言葉の深いこと。少しでも心理学を学んだ身として、ここまで琴線に触れる言葉を、必要なときに言えたらいいなと思った。

若い女性が仕事で活躍するストーリーが多かった。『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』と『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』。

独身の頃、帰宅しても持ち帰りばかりしていたなぁと思い出した。仕事でこんな大役を任されたことは私はなかったけれど。いつまでも、この仕事中心の生活はできない。結婚して、妊活を考え始め、仕事のペースを落とす選択をした。どちらがよかったのかはわからない。けれど、人生のある一時期、仕事に打ち込むのは男女問わず、よいことではないか。

『カムカムエヴリバディ』も、女性が活躍する話として見た。NHKの朝ドラを連日見る習慣はなかったけれど、4月から英語に関わる仕事が始まると言ったら紹介されたので3月だけ見ていた。私も子どもの頃、NHKラジオで英語を身に着けた。やっぱり英語で仕事ができるっていいなと思った。

NHK『恋せぬふたり』。妊活を始めて、知ったことがたくさんある。いわゆる性的マイノリティのことも、そのひとつ。NHKのドラマで扱ってもらえるテーマだということが、少しうれしかったし安心した。子どもがいない理由は人それぞれ。

当時の同僚のお知り合いが原作作家とのこと『妻、小学生になる。』と、NHK『エンディングカット』。

この二つの共通点として、こう書くのは不適切かもしれない。けれど、当時の私には、亡くなった母親が、一人娘のことを思う話に思えた。家族の死別が悲しいという感情もある。けれど、私たちの子どもを産む可能性の低さに直面していたこの時期、これほど愛せる相手としての子どもが欲しいという気持ちで泣けた。

4月~6月

現実を離れ、趣味に生きた。静岡ではこの時期に再放送があった『鉄オタ道子』。

NHK朝ドラ『ちむどんどん』。フルタイム勤務を辞めて、朝の時間ができたので見始めた。でも、不妊に悩む身として、主人公が新婚早々に妊娠して、仕事との両立に悩み始めた頃から、ドラマ自体を見られなくなった。そのくらい病んでいた。
一方、特別養子縁組についても調べ始めた。ドラマだったら夫婦で見やすいかなと、『マザーズ』のシリーズを見た。

この頃、励まされたのが『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』。かっこよく働く女性たち、特に主人公の快活さに元気をもらった。ちょうど女性のためのキャリアスクールSHElikesで学び始めた頃だったこともあるだろうか。有能な女性もいっぱいいると、ドラマを通してみなさんに知って欲しいし、活用していなかったら損だと思って欲しかった。

高校が舞台になるドラマが多かった。『ナンバMG5』『未来への10カウント』『金田一少年の事件簿』『17才の帝国』。高校教員だった頃の楽しかった思い出がよみがえった。

とにかく時間があったので、面白そうなものは色々見ていた。NHK『正直不動産』や『クロステイル 〜探偵教室〜』。ここに出演していた俳優さんたちが秋~冬にも活躍されていたので、すごいなと思っていた。
(7月~12月の感想は、別記事に続く)

#テレビドラマ感想文  があったことを後で知ったので追記。


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