10　総務ヒマだと思ってましたゴメンナサイ！

はじめに（チームより）
　フローレンスは、親子を取り巻く社会課題の解決を目指しているNPOで、現在、約数百名が所属しています。多様なメンバーの「働く」を支えているのが、法務・総務業務を主に担っている通称「オペレーションズ」です。
メンバーは、普段は現場で働く保育スタッフや、特別支援学校を卒業して入社したスタッフなど、色とりどり。

　バックオフィスの仕事現場やその思いを、個性的なメンバーがリレー形式で紡ぐ言葉から感じ取っていただければうれしいです。

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ごあいさつ

はじめまして、本記事に興味をお持ちいただきありがとうございます。
7月1日付けでフローレンス総務チームに異動して参りました。
異動しての1ヶ月間を振り返りながら、感じたことを率直にお話できればです。

私の経歴を簡単にお伝えしますと…
化学メーカーの営業9年目でフローレンスへ転職。障害児保育園ヘレンの事務局として5年間従事した後に総務チームへ異動。人生初の異動です。
営業時代も営業所が変わることはありましたがずっと現場の営業担当。転職後も障害児保育園の立ち上げや園運営の補助を担当し現場に近い立場でした。

20代の頃は『本社の総務ってヒマそう～』って思ってました。全国の総務の皆さん本当に申し訳ありません。先週に異動後の1ヶ月間を振り返る上長との面談があったのですが、私の第一声は『めちゃめちゃ忙しかったです！』です。

それでは時を戻して、前任者からの引継ぎを受けている時の気持ちから振り返っていきます。

6月下旬　

前任者
『……という事で、重要な業務はAmazonアカウントの管理と寮の対応ですね』
私
『ふむふむ……よく分かりました！』
（なんだか余裕そうだぞ…やっぱり総務はヒマなのかな。これまで障害児保育園の運営で忙しかったから7月はちょっとのんびりできるかも◎）

6月末

代表理事駒崎
『本社近くに事業所借りて外部会議室つくろう。総務でヨロシク！』
私
『はい、全然いけます◎』（余裕あるし◎）

7月1週目

私
（オフィスや施設の税金や光熱費や備品や……請求書や領収書がたくさんだ…）
（こんなにあるんだ……でもこれくらいならまだまだ余裕！）

総務若手
『新入スタッフ向けパソコンの初期設定をお願いします！これマニュアルです！』
私
『おっけい◎』
……カタカタピコピコ……
『おわったよ！』（午前中ほとんどかかった…いろいろなシステムをインストールしてたんだね、知らずに便利に使っていたよ…）

さまざまな事業部に所属するスタッフたち
『代表印を捺印したくてー』
『宅急便なんですけどー』
『会議室がー』
『あれやー』『これやー』『それやー』
私
『『『『『『はい！』』』』』』
（あ、そろそろ保育園のお迎えいかなきゃ）

7月中旬

私
（外部会議室の開設準備などで、オフィスにいても誰かの何かの対応がある、自分の作業時間がとれない…）

経理チーム
『償却資産税と固定資産税の支払い申請が出てないんですけど…』
私
『はう！』（やれてないままだった…）

保育園運営事業部
『2名のスタッフが退寮するので手続き進めてください』
私
『はうう！』（重要と引き継いだ業務！このタイミングで！二人も！！）

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1ヶ月を振り返る上長との面談

私
『……という具合に、最初の2週間くらいはめちゃめちゃ忙しかったです…』

総務担当マネージャー
『ふふっ…開設業務が重なって、チームに欠員もいたし、特殊な状態ではあったけど、総務がどんな職場か分かるよい機会になったわね』

私
『ええ、全社のチームやスタッフとの関わりがあって、営業や施設運営で利用者や自治体と仕事をするよりも、業務のコントロールがしづらかったです…』

総務担当マネージャー
『総務には全社的な視点が求められるわね』

私
『はい、これまでも全社横断プロジェクトの推進を楽しく取り組めたので、総務の業務にそのやり甲斐を感じれました◎』
『総務のみんなもチームのビジョンで掲げている通り、全社の仕事が「楽しく」「美しく」「シンプルに」なるように本気で取り組んでます』
『私もそうすることで全社のスタッフに余裕と時間が生まれ、フローレンスが目指す“いろんな家族の笑顔があふれる社会”の実現に近づくと信じて7月を乗り切れました』

総務担当マネージャー
『そうね、総務のみんなが自主性をもっているし、あなたにも自分らしく取り組んでほしいわ』

私
『そうですね。忙しい中でも職場内障害者サポーター研修に行かせてもらえました。これからの社会は障害者雇用が進むので、フローレンスの中で彼ら彼女らの活躍の機会を広げることが社会を変える推進力を向上させることに繋がると感じています。障害者雇用促進にも思いをもって取り組んでいけそうです』

『これまで営業や園の運営で挑戦し続けてこれたのは、総務やバックオフィスの支えがあったからと改めて感じました。そこにやり甲斐と面白さも感じているので、異動希望を出してよかったです。自分らしく取り組んでいきます◎』

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おわりに

少し脚色した部分もありますが大体事実です。
ヒマそうな総務は実は仕事を頼みやすいデキる総務でした。

これからも総務として会社や社会を見る中で、面白いと感じたことや、知ってほしいことを、この場を通して発信していきます。

それではまたお会いしましょう◎