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フローレンスのメンバー勝手連

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フローレンスのメンバーたちが個人で発信しているnoteをゆるっとまとめました。記事の内容はいずれも個人の見解です!フローレンスについて詳しくはこちらをご覧ください:https:/…
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2021年10月の記事一覧

「親だけで頑張らなきゃいけない育児」をやめたい

こんにちは、多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 最近、双子を育てているお母さん達の話をじっくり聞く機会がありました。 フローレンスの訪問サポートサービス「ふたご助っ人くじ」の保育者が、もっと多胎児の親御さんの心情に寄り添った対応ができるようにするために、みなさんの妊娠、出産、育児それぞれのエピソードを聞かせてもらったんです。 その内容がとても心に刺さったので、みなさんの許可を得た上でここに記載したいと思います。 インタビューで語られた、母達の記憶 双子にきょう

保育士の話

「男性保育士目指してるの!珍しいね!」 僕が大学時代何十回もかけられた言葉。何なら就職してからも 「男性保育士なの!珍しいね!」としばらく言われ続けました。 でも、最近はこの言葉をあまり聞くことが少なくなってきた気がします。良い変化です。僕が資格を取得して保育士として就職した時はまだまだ男性の保育士の分母は少なく、「男性保育士」というだけでイロモノ扱いを受けていました。でもだんだん男性の保育士の数も増えてきて、それほど珍しい存在ではなくなってきたのだと思います。次は看護婦が

貧困を劇的に改善できて、超絶コスパも良い政策があるかも、という話。

 ほづみゆうきです。社会人大学院生やってます。今日は研究に関するテーマを。  「一億総中流」などと言われたのははるか昔、今の日本は貧富の差がそれなりに多い国です。2018年の相対的貧困率は15.7%。これはOECD加盟国の中でも酷い方でして、35カ国中で28位。特に深刻なのはひとり親で、貧困率は何と48.3%。つまり、ひとり親の2人に1人は貧困状態にあるのです。これはOECD平均の32.5%を遥かに超える数字。推移はこんな感じ。  2010年前後に「相対的貧困」という数字